プロナビ

ビデオ会議での公平性を追求! ペルソナベースで課題解決を進めるHPと合併した「Poly」の日本担当者に聞く(1/3 ページ)

» 2023年02月07日 14時00分 公開
[井上晃ITmedia]

 HPは2022年8月24日、会議用デバイス大手「Poly(ポリー)」を買収した。詳しくは後述するが、Polyは元々「Plantronics(プラントロニクス)」という企業で、2018年に「Polycom(ポリコム)」を買収した後、2019年の合併を機に社名を現在のものに改めたという経緯がある。

 Polyの買収後、HPは組織再編を実施。HPの日本法人である日本HPでも2022年11月、Polyブランドの製品も管掌する「ハイブリッドワークソリューション・ペリフェラル事業本部」が立ち上がった。

 今回、PC USERではこの新しい組織のリーダーを務める野村宜伸氏にインタビューする機会を得た。野村氏はPolyの日本法人である「ポリコムジャパン」で社長を務めており、日本におけるHPとPolyの“統合”のキーマンとなる。

 Polyとの合併によって、HPにどのような変化が起こるのか――話を聞いてみよう。

野村氏 日本HP ハイブリッドワークソリューション・ペリフェラル事業本部で事業本部長を務める野村宜伸氏。HPによる買収以前からポリコムジャパンの社長を務めていた

コールセンターではおなじみの「Poly」

―― 改めて「Poly」という企業やブランドについて教えてください。

野村氏 Polyの前身となるPlantronicsは1961年に設立されました。もう1つの源流であるPolycomが設立されたのが1990年です。2018年、PlantronicsがPolycomを買収し、翌2019年に統合してPolyが誕生しました。

 前身である2社のものを含めると、Polyの製品やサービスは「Fortune 500」(※1)に掲載されている企業の100%で使われています

(※1)Fortune Media Group Holdingsが発行する雑誌「Fortune(フォーチュン)」が集計している、米国企業の総収入トップ500のランキング

Polyのロゴ PolyはPlantronicsとPolycomの合併によって生まれた

デバイスベンダーながらもソフトウェアにも注力

野村氏 HPは「Future Ready(フューチャーレディー)」という戦略に基づいて、ハイブリッドワークに代表されるような“未来の働き方”を支援することをビジョンとして掲げています。具体的には、「フレキシブルであること」「一貫性があること」「公平性があること」を重視しています、まとめると、どこでも一貫した体験を実現し、公平な体験を提供できることを重要視しています。

 例えば、会議室にいるメンバーとそれ以外のメンバーがWeb会議に参加していたとします。この際、どこにいても同じ体験ができるようにすべきです。加えて、どういう場所にいても、同じように扱われることも重要です。

 つまり、「ミーティングルームに居ないと発言権がない」という状況を打破しなくてはいけないわけです。

 その点、Polyのビデオ会議システムは、広角カメラで撮影した映像から参加者の顔をそれぞれ切り取って、通話画面上で同じサイズで表示することも可能です。こうした工夫によって、公平性のある環境を構築できるのです。

 デバイスベンダーでありながら、AI(人工知能)やML(機械学習)を駆使したソフトウェア面にも注力し、競合と差別化を図ってきた――このことがPolyの特徴といえるでしょう。

インタビュー中 インタビューに応じる野村氏
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月11日 更新
  1. USB Type-Cの映像出力をワイヤレスでHDMI入力できる「エレコム ワイヤレス HDMI 送受信機セット DH-CW4K110EBK」がセールで1万2580円に (2026年05月08日)
  2. 画面を持たない約12gの超軽量ウェルネストラッカー「Google Fitbit Air」 1万6800円で5月26日に発売 (2026年05月07日)
  3. NAS向け低容量HDD枯渇に「Core Ultra 200S Plus」品薄も――大型連休明けのストレージとメモリ最新動向 (2026年05月09日)
  4. Microsoftが4月度のWindows非セキュリティプレビューパッチを公開/PCI-SIGが次世代規格「PCI Express 8.0」のドラフト版を公開 (2026年05月10日)
  5. VAIO事業が絶好調のノジマ、第4四半期の出荷台数は過去最高に 「AI PC」需要で次期も成長を見込む (2026年05月07日)
  6. まるで工芸品な3kg超のアルミ塊! 官能的すぎる“磁気×メカニカル”なキーボード「Lofree Hyzen」を試す (2026年05月07日)
  7. 16型で約1.2kg、USキーボード搭載! こだわり派のあなたに適した「LG gram Pro 16」が33%オフの19万9800円に (2026年05月08日)
  8. モジュール型ミニPC「Khadas Mind」をSurface風に変貌させる拡張ディスプレイ「Mind xPlay」レビュー (2026年05月06日)
  9. 「SwitchBot スマートサーキュレーター(スタンド型)」を試す インテリアになじむ木目調、扇風機の代わりはなる? (2026年05月08日)
  10. Microsoftが描く「定額+従量課金」のAI新時代と、無制限の“エッジAI”へと向かうWindowsのゆくえ (2026年05月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年