思ったよりもいいもの――ヤマダデンキの「FireTVスマートテレビ」を約1年3カ月使って分かったこと(1/3 ページ)

» 2023年06月21日 13時00分 公開
[井上翔ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 突然だが、皆さんは「スマートTV」を使っているだろうか。一般的な定義でいうと、自らインターネットに接続する機能を備え、アプリをダウンロードして動画/音楽ストリーミングサービスやゲームなどを楽しめるTVがスマートTVということになる。

 ここ1年3カ月ほど、筆者はヤマダデンキが販売する船井電機製の「Fire TVスマートテレビ」の43型モデル(FL-43UF340)を使ってきた。その以前に使っていたTVも広義のスマートTVなのだが、メジャーなアプリストアから自由にアプリをダウンロードできるタイプのスマートTVを常用するのは、これが初めてである。

 これだけ使えば、スマートTVの良しあしも見えてくる――ということで、7月1日に新モデルが登場するというタイミングで恐縮だが、約1年3カ月間使ってきた所感を簡単にまとめてみようと思う。

 FireTVスマートテレビだけでなく、スマートTVそのものの購入を検討している人の参考になれば幸いだ。

【訂正:7月19日15時25分】初出時、Wi-Fi 6対応の旨を記載していましたが、本機はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)対応となります。おわびして訂正いたします

使ってきた 約1年3カ月間使ってきた「FL-43UF340」

Fire TVスマートテレビの特徴をザッとおさらい!

 Fire TVスマートテレビは、スマートTVのOSとして「Fire OS」を採用したスマートTVだ。Fire OSはAmazonがオープンソースである「Android OS」をベースに開発したOSで、映像投影デバイス「Fire TVシリーズ」だけでなく、Amazonのタブレット端末「Fireタブレットシリーズ」でも採用されている。

 Android OSベースだけあって、Android端末向けのアプリが動く……のだが、基本的にはAmazonの「Amazonアプリストア(App Store)」に掲載されているFire TV向けアプリのみ稼働する。

 多くの人はスマートTVを動画や音楽を再生するために使うと思うが、その観点でいうとFire TVには日本国内の主要な動画/音楽配信サービス向けのアプリがそろっているので、“一番の目的”を満たす観点では問題ないだろう。

ホーム画面 その名の通り、Fire TVスマートテレビはFire TV機能を“統合した”スマートTVだ。ゆえに、ホーム画面はFire TVシリーズとほぼ同じ構成となる
アプリストア 当然アプリストアもFire TV用のもので、アプリのラインアップもFire TVシリーズとほぼ同じだ

 今回使っている43型モデルは4K解像度(3840×2160ピクセル)、家電量販店風の言い方をすれば「約829万画素」の液晶ディスプレイを搭載している。HDR10規格とHLG規格のHDR(ハイダイナミックレンジ)コンテンツの表示にも対応する。

 BS 4K/CS 4K放送やHDMI入力はもちろん、Fire TV対応の動画アプリでもHDR表示は有効だ。ただし、入力(再生)する映像ソースにHDR信号が含まれていることが前提となるので注意しよう。

きっちり表示される 映像ソースの解像度やHDR信号の有無は、映像ソースの「情報」で表示できる

 表面は若干光沢のある「ハーフグレア加工」で、表示している映像が暗いと、場合によっては自分が映り込んでしまう。ただし、4K解像度の43型ディスプレイにおける適正視聴距離(約90cm)を取って見る限りはそれほど気にならない。

 TVチューナーは「地上波デジタル放送用」「BS/110度CSデジタル放送用」「BS 4K/CS 4K放送用」がそれぞれ2基ずつという構成になっている。別売のUSB HDDを接続すれば、番組録画も可能だ。本モデルはTVチューナー上の「ACASチップ」を使って視聴契約管理を行うため、「B-CASカード」は付属しない。

パネル 液晶パネルはハーフグレア加工で、明るい映像を遠くから見る分には反射はあまり気にならない

 ポート(接続端子類)は、HDMI入力端子×3、アナログビデオ入力端子(映像/左右音声)、ヘッドフォン端子、光デジタル音声出力端子、USB端子×2、有線LAN端子(100BASE-T)、地上波アンテナ入力端子とBS/CSアンテナ入力を備えている。

 HDMI入力端子のうち、1基は音声を出力できる「ARC(Audio Return Channel)」に対応する。USB端子は1つがHDD用、もう1つがAV周辺機器用とされているが、AV周辺機器用の端子はキャストデバイスへの電源供給や他のUSBデバイスの接続にも利用可能だ。

 ワイヤレス通信はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac規格の無線LAN)とBluetoothに対応している。Bluetoothは付属のリモコンの他、キーボード/マウスやBluetoothオーディオデバイスとの接続にも対応している。大画面のTVに有線ヘッドフォンをつなぐのは、ケーブルの長さなどの面で困難もあるので、Bluetoothオーディオデバイスを利用できるのはありがたい。

ポート類 ポート類は、4K BS/CS対応TVとしてはオーソドックスなものを備えている

 以上が、Fire TVスマートテレビの主な特徴である。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月14日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. 新品は絶滅、中古は高騰──「令和にMDを聞きたい」と願った筆者が、理想の再生環境を整えるまでの一部始終 (2026年03月13日)
  3. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
  4. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  5. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  6. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  7. ワコム上位機に肉薄? 10万円で18.4型4K! 高コスパ液タブ「GAOMON Pro 19」の長所と弱点 (2026年03月13日)
  8. 高音質・良好な装着感・バッテリー交換式――JBLのフラッグシップ「Quantum 950 WIRELESS」は妥協なきヘッドセットか (2026年03月12日)
  9. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  10. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年