2TB SSD「Crucial T700」でPCIe 5.0接続の実力を試してみた(2/2 ページ)

» 2023年07月11日 12時00分 公開
[王深紅,ITmedia]
前のページへ 1|2       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

やはりPCI Express 5.0接続SSDは高速! ただし発熱対策は要注意

 テストに利用したのはCrystalDiskMark 8.0.4(デフォルト/NVMeパターン)、PCMark 10 Full System Drive Benchmark、3DMark Storage Benchmarkだ。

 テストした範囲ではヒートシンクあり/なしで大きな差はなく、ここではヒートシンクありモデルのスコアを掲載する。

Crucial T700 「CrystalDiskInfo 8.17.14」の画面。ヒートシンクなし/ありモデルともに共通だ

 テスト結果は下記の通りで、ヒートシンクの有無に関わらずCrystalDiskMarkでは公称値通りのスコアを記録した。高速なPCI Express 4.0対応SSDの約2倍の性能を実現している。体感速読に影響があるランダムリード(Q1/T1)も毎秒93.1MBと高速だ。

 続くPCMark 10 Full System Drive Benchmarkと、3DMark Storage Benchmarkのスコアはともに5000を超えており、圧倒的なスピードになっている。ビジネスシーンだけでなく、ゲーム用途においてもかつてない体感速度を実現している形だ。

Crucial T700 CrystalDiskMark 8.0.4(デフォルト)のテスト結果
Crucial T700 CrystalDiskMark 8.0.4(NVMe)のテスト結果
Crucial T700 PCMark 10 Full System Drive Benchmarkのテスト結果
Crucial T700 3DMark Storage Benchmarkのテスト結果

 圧倒的な性能の一方で気になるのが発熱面だ。今回のテストは、いずれもミドルタワーケースに取り付けた状態で、SSDのヒートシンク周辺にも空気が流れるようにしている。

 試しにCrystalDiskMark 8.0.4を3回連続実行した際の温度を計測したところ、ヒートシンクありモデルに比べて、ヒートシンクなしモデル+マザーボード標準のヒートシンクの方が発熱を抑えていた。

温度の推移(室温は25度)
モデル ヒートシンクなし ヒートシンクあり
アイドル時 37度 48度
1回目 50度 72度
2回目 75度 76度
3回目 75度 78度

 どちらの場合も、3回目でもCrystalDiskMarkのスコアに変化はなく、サーマルスロットリングが発生する80度以上にはなっていなかった。Crucial T700のヒートシンクありモデルに比べ、ASRock製マザーボードのヒートシンクは表面積が広く、その差が温度に出たようだ。

Crucial T700 上がASRock Z790 Steel Legend WiFiに付属するヒートシンク、下がヒートシンクありモデル

 いずれにせよ、Crucial T700を常用する場合はできる限り大きめなヒートシンクを取り付け、ケース内の空気の流れに配慮する必要があるといえるだろう。このあたりをおろそかにすると、これまでPCI Express 4.0対応SSDでは顕在化しにくかったデスクトップPCでの発熱問題に直面することになりそうだ。

 まだPCI Express 5.0の帯域を使い切る程ではないものの、現時点でこれだけのスピードを得られるのは大きな魅力であり、対応環境を持っていているならばそろそろ一歩を踏み出すのも十分にありだ。ただし、冷却対策は忘れずに行いたい。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  2. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  6. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  7. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  8. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  9. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  10. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー