プライバシーカバー以外の部分も、従来モデルとはちょくちょく変わっている。例えば視野角は従来の「対角140度/水平115度/垂直60度」から「対角143度/水平115度/垂直59度」へと微妙に変化している。
またカラーナイトビジョンの搭載で夜間のカラー撮影も可能になった。デフォルトではオフになっているが、設定画面からオンにしてやることで、それまで白黒だったナイトビジョンの映像がカラーになる。既に他社製品では搭載例も多いので新鮮味はないが、できないことが着実に減少してきているのは、ユーザー側からすると信頼できる。
さらにモーション検知の数秒前から、録画を開始するプレ録画機能も追加されている。筆者が現在利用中の屋外設置向けライト付きモデルはこの機能に非対応で、モーションの冒頭が必ず切れてしまっている。本製品だけといわず、他モデルへの展開も要望したい。ちなみにデフォルトで有効になっており、設定画面に該当の項目はない。
ボディーサイズは従来モデルが約4.5(幅)×4.5(奥行き)×7.5(高さ)cmだったのが、本製品は約4.9(幅)×4.9(奥行き)×9.6(高さ)cmと、一回り大きくなっている。それでもネットワークカメラとしては十分に小さく、屋外設置用の「Ring Stick Up Cam Battery」と比べると小ぶりだ。ホワイトモデルとブラックモデルの両方が用意されているのも、設置場所に応じて選択できてよい。
付属品は、ACアダプターの形状が変更になり、また壁面用アンカーがなくなるなどの違いはあるが、特に問題はないはずだ。付属ケーブルは、microB側がぴったり合うよう設計されているせいで、市販のUSBケーブルとの交換は事実上困難だが、約2mと十分な長さがあり、高所などへの設置にも支障はないので、少なくとも長さで困ることはないだろう。
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