屋外設置に対応 Echo Showからも見られるネットワークカメラ「Ring Stick Up Cam Battery」を試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/5 ページ)

» 2022年06月14日 12時30分 公開
[山口真弘ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 「Ring Stick Up Cam Battery」は、Amazon傘下のRingが販売するネットワークカメラだ。ドアベル「Ring Video Doorbell 4」とともに発表された本製品は、防じん/防水に対応しており、ベースの取り付け方を変更することで壁面へのネジ止めにも対応するなど、屋内から屋外までオールマイティーに使えるモデルだ。

 今回はメーカーから借用した機材を用い、同時発売となった屋内用の小型モデル「Ring Indoor Cam」とも比較しつつ、その機能をチェックする。

Ring Stick Up Cam Battery Amazonの「Ring Stick Up Cam Battery」。実売価格は1万1980円(税込み、以下同様)だ

スタンダードな円柱形のボディーでバッテリーは交換運用が無難?

 外観はスタンダードな円柱形で、正面に黒い半透明のカバーがあり、そこにカメラの他、ナイトモードで使用する赤外線センサーなどを搭載する。至って特徴のないデザインだが、監視用途で使うカメラは自己主張が強くないことこそが重要なので、方向性は正しい。

 下部にはボールジョイントでつながったベースがあり、卓上で使う場合はそのまま立てて使う。壁面に取り付ける場合はベースを外し、背面に取り付ける仕組みだ。詳しくは後述する。

Ring Stick Up Cam Battery ボディーはストレートな円柱形だ
Ring Stick Up Cam Battery 後部。壁面取り付けに使うネジ穴は隠されている
Ring Stick Up Cam Battery 500mlペットボトルとのサイズ比較。直径はほぼ同等だが背は低い
Ring Stick Up Cam Battery 付属品一覧。ベースを組み替えて壁面に取り付ける構造ゆえ、中身はシンプルだ
Ring Stick Up Cam Battery ボールジョイントは固めだ
Ring Stick Up Cam Battery 最大でここまで可動する

 電源は、本体内蔵のバッテリーを用いて駆動する。このバッテリーは前回紹介したドアベルに内蔵されているのと同じ品で、本体にUSBポートを備えており、取り外してUSBケーブルを直接つないで充電が行える。

 もっとも、この仕組みだと充電中はカメラとして使えないので、望ましいのはバッテリーを2つ用意し、残量が低下するたびに交換しながら運用することだろう。バッテリーの残量はスマホアプリからも確認できるので、小まめにチェックしなくても済む。

 こうしたことから、導入にあたっては本製品の価格にプラスして、バッテリーもう1個分の価格(3480円)を見積もっておくことをお勧めする。他にも、屋内/屋外兼用のACアダプターも6980円で用意されている。

Ring Stick Up Cam Battery ボディーをひねって外すと、交換式バッテリーが姿を表す
Ring Stick Up Cam Battery バッテリーはUSBケーブル直結で充電する。microUSBゆえ、お世辞にも充電速度は速くない
Ring Stick Up Cam Battery 前回紹介したドアベル「Ring Video Doorbell 4」との比較。内蔵バッテリーは同一形状だ

 続いて、取り付け作業に移る。

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  9. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー