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“自炊派”が7型電子ペーパー端末「BOOX Page」を試す 読書ワークフロー構築のススメ「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(3/4 ページ)

» 2023年07月20日 15時00分 公開
[石黒直樹ITmedia]

スタイラスペンがあれば、最強!

 電子ペーパー好きな私ですが、スタイラスペンも大好きです。しかし、BOOX Pageはペン入力に対応していません。ちなみにBOOXシリーズの中にはペン対応モデルがあり、かなり使い勝手が良いのでそちらは気に入っています。

 冒頭で少し触れたPDFリーダーアプリのXodoでは、スタイラスペンが使えれば「スタイラスペンで触るとマーカー扱い、手だとタッチ操作扱い」とする機能があります。これを使えば、わざわざマーカーを選択しなくても直接ペンで書き込めるわけです。

 他のBOOXシリーズではこういった使い方をしているため、スタイラスペンがあれば……と、どうしても思ってしまいます。

 ただし、BOOX Pageはページめくりボタンがあります。「マーカー記入モードにして手でメモを書く+ページめくりは物理ボタン」という使い方ができます。また、マーカー記入モードにするとフルスクリーンではなくなるため、表示領域が常に少し狭くなります。7型なので読めることは読めるのですが、少し表示領域がもったいないなぁと思ってしまいます。

photo 上部の赤枠部分がもったいない……

 そうしたことからスタイラスペンが欲しくなるのですが、移動中だと片手しか使えないことも多いので、絶対に必須かというと微妙かなぁ、という気もします。もちろん、対応していた方がうれしいのは間違いないですが。

読書をするなら間違いなくおすすめできる

 私の電子ペーパー端末の用途は本を読むためです。自炊PDF、もしくはKindleアプリを利用します。

 BOOX Pageは「電子ペーパー端末で読書をしたい」と思う方に間違いなくオススメの一品です。電子ペーパーは画面自体が光らないため、非常に目に優しいです。そして、サイズの割には軽いといった特徴があります。デメリットとして画面の描画に時間がかかる、基本は白黒という点はありますが、その点についても随分と実用的なレベルになってきました。

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