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“自炊派”が7型電子ペーパー端末「BOOX Page」を試す 読書ワークフロー構築のススメ「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(4/4 ページ)

» 2023年07月20日 15時00分 公開
[石黒直樹ITmedia]
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ワンランク上の仕事術につなげるために快適な読書フローを構築しよう

 ビジネスパーソンにとって、読書は情報を得る手段としてとても大切だと私は考えています。しかし、まとまった時間を確保して読むのは難しいという方も多いでしょう。また、読んだだけでは忘れてしまうのが人間です。なんとかして楽に、情報を活用できる仕組みが欲しいところです。

 こうした「読書→活用」までの一連の流れをここでは読書フローと呼んでいます。私の読書フローを一例としてお見せするとともに、BOOX Pageが非常に威力を発揮することを紹介します。

 まず、読書までの流れです。私は基本的に自炊をします。紙の本をスキャンして電子化するのは正直言って手間です。しかし、活用までを考えると汎用的なフォーマットであるPDFが最強です。

 おそらく、私の自炊は2004年ごろからの習慣で、振り返るともう約20年になります。まだiPhoneが世の中にない時代です。そもそも当時は電子書籍というものはほぼ販売されておらず、純粋に「本を端末で読みたい」という動機から自炊するしかなかったのです。そういえば、最初はシャープのPDA端末「ザウルス」を使っていた記憶があります。その後、電子ペーパー端末というものを知り、使い始めることになります。

 その後、KindleやKoboといった電子書籍ストアも普及してきました。そのため、自炊する必要がなくなると思いきや、そうはいきませんでした。私は紙の本のレイアウトが好きなのです。文字サイズを可変に変更できるリフロー型は、どうも頭に残りにくく、合いませんでした。

 そして、本を読むとメモを残したくなります。メモは基本的にデータに直接手書きをするというやり方にしています。これが一番早いためです。そのためには、制約の多い電子書籍ストアの電子書籍では不十分で、自炊で作成するPDFが一番なのです。

※なお、自炊は私的利用の範囲で行っています。自炊に必要な機材は全て所有、データ保管場所としても自宅のNASで管理しています

 そして、自炊したPDFをBOOX Pageなどで読みます。いつでも手軽に読める環境を作ることが大切です。読むと気になる箇所が出てきます。これをストレスなくマークできることも重要です。

photo BOOXについてもいろいろと手を出しています。BOOX Nova2(7.8型)、BOOX Nova Air(7.8型)、BOOX Leaf2(7型)、BOOX Note Air2 Plus(10.3型)、BOOX Tab Ultra(10.3型)、BOOX Poke5(6型)、BOOX Tab Ultra C(10.3型)と、さまざまな端末を使用。PCのディスプレイとして使うBOOX Mira(13.3型)、BOOX Mira Pro(25.3型)にも手を出しています

 キーボードで文字を入力するのも手間ですし、文章を蛍光ペンのようにマーキングするのも細かな操作が必要です。手書きでよいので、線でもマークでも文字でも書いておくのが手っ取り早いのです。ここで、手書きできるPDFアプリが大きな威力を発揮するわけです。読書のリズムを崩すことなく、1秒でマークして終了──ノンストレスです。

 最後にマークした箇所の活用です。PDFにマークすると「しおり」として保存されます。私は自作プログラムを使って、しおりのあるページをJPGファイルとして抽出しています。少し手間はかかりますが、スクリーンショットを撮る方法でもいいでしょう。それをフォルダーに格納しておきます。

 これは人によるかと思いますが、私は本に対して文字検索することはありません。それならばネット上を検索します。何かを調べたい時は、手元の読書リストを見れば「あの情報はあの本に書いてあったような気がするな」というところまでは思い出せます。そして、そうした箇所は大抵マークしていますので、該当箇所までたどり着けるのです。

 それが文字検索のしづらい図表であっても、ページそのものを抽出していますので問題ありません。つまり、気になったページを探しやすく残しておけば、十分活用できます。時間がある時にパラパラと見返すのも大変効果的です。

読みっぱなしにしない工夫を勧めたい

 以上が、私が20年ほど前から自炊し、さまざまな方法を試しながら作り上げた読書フローです。楽しむ読書ではなく、ビジネスに使うための読書であれば活用のしやすさまで構築すべきだと考えます。

 今回紹介したBOOX Pageはどこでも手軽に読めて、メモをするにも最適な端末です。ちなみに電子ペーパーはスリープ時でも最後に表示した画面のままにしておくことができます。

 電子ペーパーの特性上、表示を書き換える時に電力を使うため、そのまま表示しておいても問題がないのです。BOOX Pageもその仕様になっており、読みかけのページをそのままにしておけます。そうすると不思議なことに続きが読みたくなるのです。電子ペーパーならではのメリットです。

 読書のハードルを下げるさまざまな仕掛けを楽しみながら用意して、快適な読書ライフを送りましょう!

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