PCケースの新製品では、ASUS JAPANからmicroATXモデル「ASUS A21 Case」が登場している。ブラックとホワイトがあり、価格は1万3000円弱だ(税込み、以下同様)。
ケースのサイズは約220(幅)×465(奥行き)×430(高さ)mmと、microATX向けとしてはやや大ぶりだが、その分拡張性は高い。360mmラジエーターや165mm高のCPUクーラーなどを組み込めるのに加え、右側面側に幅が約33mmの裏配線スペースを設けている。
このモデルが一部でとりわけ注目されている理由は、この裏配線部分にある。TSUKUMO eX.は「春に同社から発表された裏配線向きのマザーボードを組み込めるんですよね。普通のマザーにも普通に対応しつつ、コネクター類が全部裏側にあるマザーも組み込めるようにしてあります。裏配線マザーはまだ国内で出回っていませんが、気にしている人がこのケースを見ると、マザーボードプレートの穴でピンとくると思いますよ」と話していた。
裏配線マザーは、2023年3月に同社から発表された「TUF GAMING B760M-BTF WIFI D4」を指す。電源コネクターやSATAポートなどを背面に配置しており、PCの表からはケーブル類が見えない構造になっているのが特徴だ。国内ではまだ流通していない。
同店は「他社でも裏配線マザーはウワサになっていますし、できれば統一規格を作ってほしいですね。そうすればパーツの組み合わせが一気に広がりますから」と期待を寄せていた。
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