CPUはCore i7-1370Pを採用する。第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake)のモバイル向けの中でも上位に位置する存在だ。
性能優先のPコアを6基(12スレッド)と電力効率優先のEコア8基(8スレッド)の合計14コア20スレッドで、最大周波数は5.20GHzというパワフルな構成だ。ビジネスはもちろん、ゲームやビデオ編集などクリエイティブなど幅広い用途に対応できるパワーを持っている。
他のLet's noteシリーズ同様、パナソニック コネクト独自の放熱設計と「MaxPerformer」と呼ばれる独自のチューニングを導入しており、安定して高いパフォーマンスを継続できるようにもなっている。
メモリはLPDDR4Xを標準で32GB搭載している。ストレージはPCIe 4.0 x4対応SSDを採用する。容量はカスタマイズ可能で512GB/1TB/2TBが選べる。
12.4型の液晶ディスプレイはアスペクト比が3:2で、解像度は1920×1280ピクセル表示に対応する。
一般的なアスペクト比である16:9のフルHD(1920×1080ピクセル)のディスプレイに比べて縦に約2cm長く、1920×200ピクセル分多くの画素を表示できる。
縦に長いWebページやA4縦サイズのオフィス文書などを表示する際の一覧性が良く、ビジネス作業とは非常に相性が良い。
パネル表面は光沢仕様で、アンチリフレクション保護フィルムが貼られている。最大輝度が高いこともあって映り込みはあまり気にならなかったが、フィルム特有のギラつきがあり、気になる人もいそうだ。なお、測色機での計測では最大輝度が411ニト、色域はsRGBカバー率85%だった。
液晶ディスプレイは、360度ヒンジを採用することで画面をフリップしてさまざまなスタイルで利用できる。
画面をフリップして折りたためば、タブレットスタイルになる。片手で楽に持ってタッチ操作ができるので、ノートPCを置けないような狭い場所でも気軽に利用できるだろう。WebやPDF資料、メールのチェック程度の作業ならタッチ操作でも快適に行える。
テントスタイルやスタンドスタイルは、プレゼンテーションなど画面の情報を他人と共有したい時に便利だ。キーボードを隠すだけで没入感が明らかに変わってくるので、画面の中のコンテンツに集中してもらいやすく、コンテンツの魅力が効果的に伝わりやすい。リラックスした姿勢で動画などを鑑賞する際にも便利だ。
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