新規格「Thunderbolt 5」は従来比で最大2倍の伝送速度! 搭載製品は2024年から順次登場:USB4 Ver.2.0に完全準拠

» 2023年09月12日 22時00分 公開
[井上翔,ITmedia]

 Intelは9月12日(米国太平洋夏時間)、新しいポートアーキテクチャ「Thunderbolt 5」の概要を発表した。同規格に対応するPCとポートコントローラー(開発コード名:Barlow Ridge)の搭載製品は、2024年初頭から順次発売される予定だ。

Thunderbolt 5 Intelが「Thunderbolt 5」の概要を発表した

Thunderbolt 5の概要

 現行の「Thunderbolt 4」は、USB4(現在のUSB4 Version 1.0)に“完全準拠”していることが特徴だ。

 それと同様に、今回登場するThunderbolt 5はUSB4 Version 2.0 に“完全準拠”する規格として登場する。そのため、Thunderbolt 5端子を備えるPCは、以下の要件を全て満たす。

  • 最大80Gbpsの通信(USB 80Gbps)に対応
    • Thunderbolt 3/4およびUSB4 Version 1.0(USB 40Gbps)の2倍の速度
    • PCI Express 4.0準拠の通信も可能
  • 非対称通信を利用すると片方向のみ最大120Gbpsで通信可能
    • この場合、逆方向の通信は最大40Gbpsとなる(従来と同様)
  • 「DisplayPort 2.1」に対応(※1)
    • 8K(7680×4320ピクセル)映像を最大2画面に伝送可能
    • 4K(3840×2160ピクセル)/144Hzの映像を最大3画面に伝送可能
    • フルHD(1920×1080ピクセル)/540Hzの映像を伝送可能

(※1)Thunderbolt 5対応PCでは、少なくとも6K(5760×3240ピクセル)の映像を2画面伝送できる能力を備える必要がある

あらまし Thunderbolt 5の概要。なお、Thunderbolt 5からロゴのデザインが従来の「丸に稲妻」から「四角に稲妻」に変更され、ロゴタイプも小文字混じりとなる(数字を入れないのは従来通り)
高速です Thunderbolt 5規格では、USB4 Version 2.0ではオプション扱いとなっている「双方向80Gbps」「片方向120Gbps」の通信に対応しなくてはならない
120Gbpsモード 片方向120Gbps通信は、超高解像度ディスプレイの接続を想定したものだ。先述の通り、USB4 Version 2.0ではオプション規格だが、Thunderbolt 5に準拠するためには“必須”の機能となる

 Thunderbolt 5端子を搭載するPCでは、Thunderbolt 3/4やUSB 2.0/3.2との後方互換性を備える必要がある。ただし、USB 3.2規格についてはUSB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2x1相当)への対応は必須だが、USB 20Gbps(USB 3.2 Gen 2x2相当)への対応はオプションとなっている。

 なお、Thunderbolt 5規格の周辺機器のうち、USB PD(Power Delivery)規格での給電に対応するもの(ドッキングステーションやディスプレイなど)は、少なくとも最大140Wの給電能力を備える必要がある。

後方互換性 Thunderbolt 5端子を備えるPCは、これらの規格との後方互換性を確保することが必須となる。ただし、USB 20Gbps(USB 3.2 Gen 2x2)への対応はオプションとなる
ケーブル 本体へのシルク印字は従来通り「雷マーク」のみとなる。Thunderbolt 5に対応するケーブルは、USB4 Version 2.0はもちろん、USB 20Gbpsの通信にも対応する
比較 過去の規格との機能差分
伝送アップ 特に伝送速度が向上したことから、Intelは「Thunderbolt 5はゲーマーやクリエイターにピッタリ」としている

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月26日 更新
  1. Anthropicが常時稼働するエージェント「Claude Duet」を発表/AMDとIntelが協業 PyTorchのx86 CPU最適化を「oneDNN」に一本化 (2026年10月25日)
  2. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  3. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  4. 定格1650Wの7.5万円電源&Noctuaファン採用の異常検知アダプターが登場! (2026年10月24日)
  5. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  6. エイサー、Ryzen 3/5を搭載したコンパクトデスクトップPC Amazon専売モデルも用意 (2026年10月23日)
  7. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  8. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  9. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  10. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー