Intelは9月20日(米国太平洋夏時間)、サーバ/データセンター向けCPU「第5世代Xeonスケーラブルプロセッサ」(開発コード名:Emerald Rapids)を12月14日(米国太平洋時間)に発表することを明らかにした。合わせて、今後のXeonプロセッサファミリーのロードマップも改めて披露され、高効率コア(Eコア)のみで構成される「Sierra Forests」(開発コード名)が予定通り2024年上期に登場する見通しであることも判明した。
第5世代Xeonスケーラブルプロセッサは、現行の「第4世代Xeonスケーラブルプロセッサ」(開発コード名:Sapphire Rapids)の改良製品という位置付けで、同じ消費電力でより高い演算性能を確保したものとなる。
CPUソケットも第4世代から変わらないので、単純にCPUを置き換えるだけで性能アップを図れるという。
Emerald Rapids以降のXeonプロセッサファミリーは、処理パフォーマンスを重視した従来型の「パフォーマンスコア(Pコア)」のみを搭載する製品(Rapids系)と、処理効率(消費電力)を重視した「高効率コア(Eコア)」のみを搭載する製品(Forest系)に分岐することになっている。
既に明らかとなっている開発コード名とリリース予定は以下の通りだ。
今回の発表では、Sierra Forestが最大288コア構成であることが明らかとなった。
Sierra Forestは、最大で288コア構成となることが判明した。米国で開催中の「Intel Innovation 2023」では、288コアのSierra Forestをデュアルプロセッサ構成で動かすデモが行われるようだ
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