Microsoft Gamingのフィル・スペンサーCEOは9月20日(現地時間)、自身のX(旧Twitter)にて、前日に流出していた「任天堂もしくはValveの買収を検討する」という文章について「古いメールや文章を巡る会話を目にしてきた。私たちのチームの仕事がこのような形で共有されるのは残念だ」とコメントした。
「任天堂もしくはValveの買収を検討する」という文章は、Axios Gamingのステファン・トティロ氏がXに投稿していたもの。マーケティング責任者の沼本健氏が、ふとした思い付きとして、任天堂の買収についてスペンサー氏に尋ねたことに対し、2020年8月にスペンサー氏が返信したメールだ。
その中で、任天堂の株式取得に対して「機会があれば全面的に協力する」とする一方で、「敵対的な行動は良くない」と慎重な姿勢を示していた。
いずれにしても、本格的に買収を計画していたような内容ではない。なお、このメールは米国連邦取引委員会(FTV)とMicrosoftの文章群の一部として公開されたものであり、関係のない宣誓証言録取書に添付されていたとのこと。
スペンサー氏は「あまりに多くのことが変わり、今、そして将来に向けて興奮すべきことがたくさんある。準備が整い次第、本当の計画を共有するつもりだ」と先のXの投稿でコメントしている。
米Unityは9月17日(現地時間)、12日に発表した新料金体系「Unity Runtime Fee」の導入に関し、コミュニティーに耳を傾け、ポリシーを変更する予定だとX(旧Twitter)に投稿した。
Unityは従来の料金体系に加えて、インストール毎に料金が発生するUnity Runtime Feeを突如発表し、開発者などからの強い反発を受けていた。Unityとしても、ある程度の反発は予想していたはずだが、それが予想以上に大きなものになってしまったのかもしれない。「混乱を招き、心配をかけしたことおわびする」「最新の情報は数日中に共有する」としている。
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