Seagateのスター・ウォーズSSDでライトセーバーを付け替えよう!――「Lightsaber Collection Special Edition」を試して分かったこと(1/2 ページ)

» 2023年09月01日 12時00分 公開
[王深紅ITmedia]
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 HDDやSSDでおなじみの日本シーゲイトは、映画やゲームタイトルとコラボレーションしたモデルを不定期で投入している。PC USERでも2.5インチの外付けHDDモデルを複数取り上げたが、今回はM.2 SSDのコラボモデルを見ていこう。

日本シーゲイト「Lightsaber Collection Special Edition」のパッケージ 日本シーゲイト「Lightsaber Collection Special Edition」のパッケージ

“着せ替え”ができるPCIe 4.0接続のM.2 SSD

 これまでの同社のコラボモデルは外付けの2.5インチHDDということもあり、速度よりも見た目重視の傾向にあったが、今回は違う。同社のゲーミングSSD「FireCuda」ブランドの高速モデルであり、PCI Express 4.0 x4対応のインタフェースを備える。

 公称の連続読み出し速度は毎秒7300MB、同書き込み速度は毎秒6900MB(1TBモデルは6000MB)と高速なデータ転送速度を実現している。同社独自のデータ復元サービス「Rescure」にも対応しており、購入から3年間に1回、データ復旧サービスを無料で利用可能だ。

 容量別に2モデルが用意されるが、国内では1TBモデルのみの展開となる。原稿執筆時の価格は税込みで2万8000円前後だった。主なスペックは下記の通りだ。

Lightsaber Legends Special Edition FireCuda PCIe Gen4 NVMe SSDの主なスペック
容量 1TB 2TB
フォームファクター M.2 2280
インタフェース PCI Express 4.0 x4
プロトコル NVMe 1.4
NANDフラッシュメモリ 3D TLC NAND
シーケンシャルリード 7300MB
シーケンシャルライト 毎秒6000MB 毎秒6900MB
総書き込み容量(TBW) 1275TB 2550TB
保証期間 5年(制限付保証)
発光部とヒートシンクを外したところ。FireCudaのロゴが見える 発光部とヒートシンクを外したところ。FireCudaのロゴが見える
こちらはフェイスプレートを外したところ。中央の白い部分が発光部だ こちらはフェイスプレートを外したところ。中央の白い部分が発光部だ
発光部を光らせるには、付属の専用ケーブルをマザーボードのARGB端子(3ピン)に接続する必要がある 発光部を光らせるには、付属の専用ケーブルをマザーボードのARGB端子(3ピン)に接続する必要がある

3人のジェダイになりきるフェイスプレートが付属

 一方のスター・ウォーズは、2019年の実写ドラマ「マンダロリアン」のシーズン3に続き、最新作「スター・ウォーズ:アソーカ」がディズニープラスで配信が始まった。本作の主人公であるアソーカ・タノは、アナキン・スカイウォーカーの唯一の弟子としてアニメ「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」で活躍した元ジェダイとなる。

 本SSDは、そんなジェダイの象徴であり武器でもあるライトセーバーを模した金属製のフェイスプレートが3種類付属する。アナキン・スカイウォーカー(ダース・ベーダー)や「ルーク・スカイウォーカー」はもちろんのこと、「オビ=ワン・ケノービ」の柄(つか)を模した凝ったものだ。

付属品一覧。FireCudaだけでなくスター・ウォーズのステッカーも用意される 付属品一覧。FireCudaだけでなくスター・ウォーズのステッカーも用意される
3種類のフェイスプレートが付属する 3種類のフェイスプレートが付属する。ライトセーバーの柄がそれぞれ異なっているのが分かる。フェイスプレートは、ヒートシンク部分から横にスライドするだけで取り外せる

 いわば着せ替えで楽しめるもので、光刃の部分はマザーボードのイルミネーション機能を利用して発光パターンを設定する形になる。今回は、ASRockのマザーボード「ASRock Z790 Steel Legend WiFi」で採用されているユーティリティー「Polychrome SYNC RGB」を活用した。

 しかも芸が細かいのは、フェイスプレートの裏側にそれぞれの劇中でのセリフが刻印されていることだ。特に説明もないので、気が付かないとそのまま使ってしまいそうだが、スペシャルモデルらしいこだわりと言えるだろう。

 いずれもエピソード4の「スター・ウォーズ」改め「新たなる希望」(A New Hope)からのセリフだ。これはジェダイの騎士であるオビ=ワン・ケノービとの出会い、アナキン・スカイウォーカー(後のダース・ベーダー)のライトセーバーを受け取るルーク、そしてフォースの由来などが描かれた回で、今回のスペシャルモデルにふさわしいチョイスだ。

ダース・ベーダーのフェイスプレートには、「I Find Your Lack of Faith Disturbing」のセリフが刻印されている ダース・ベーダーのフェイスプレートには、「I Find Your Lack of Faith Disturbing」のセリフが刻印されている
こちらのルーク・スカイウォーカーは胸熱の「I Want To Learn The Ways of The Force」だ こちらのルーク・スカイウォーカーは胸熱の「I Want To Learn The Ways of The Force」だ
オビ=ワン・ケノービは「An Elegant Weapon for A More Civilized Age」だった オビ=ワン・ケノービは「An Elegant Weapon for A More Civilized Age」だった
マザーボードのユーティリティー「Polychrome SYNC RGB」を使って、それっぽいライトセーバーの色を出してみた マザーボードのユーティリティー「Polychrome SYNC RGB」を使って、それっぽいライトセーバーの色を出してみた。こちらはダース・ベーダーだ
ルーク・スカイウォーカーは緑に ルーク・スカイウォーカーはエピソード6(ジェダイの復讐改めジェダイの帰還)の緑に。柄をよく見ると、エピソード4や5でアナキンが使い、エピソード7(フォースの覚醒)でレイ・スカイウォーカーに渡ったものであるのが分かる
オビ=ワン・ケノービは青に オビ=ワン・ケノービは青に
今回利用したASRock製マザーボード用ユーティリティーの「Polychrome SYNC RGB」 今回利用したASRock製マザーボード用ユーティリティーの「Polychrome SYNC RGB」

 以上のように遊び心あふれる本製品だが、肝心のSSDとしての性能はどうなのだろうか。ベンチマークテストで実力を見ていこう。

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