先日、日本シーゲイトから発売されたスター・ウォーズとのコラボHDD「Grogu Drive」についてレビュー記事をお届けしたが、今度は「Spider-Man Special Edition」として、マーベルのヒーローである「スパイダーマン」とのコラボ製品が発売された。
スター・ウォーズコラボの時は3製品登場したうちの1製品しか日本では発売されなかったが、今回は「Spider-Man Drive(STKL2000417)」「Miles Morales Drive(STKL2000419)」「Ghost-Spider Drive」(STKL2000418)の3製品が発売された。
この中から、2.5インチのポータブルHDDとなるSpider-Man Driveをピックアップした。価格は税込みで1万2980円前後だ。
スパイダーマンは、1962年にマーベル・コミックのヒーローとして登場した。ただし筆者もそうなのだが、なじみの深いのはトビー・マグワイアがスパイダーマンを演じた、2002年公開の映画「スパイダーマン」だろうか(いや、中には東映の実写版だという人がいるかもしれない)。
この原稿を書くにあたって改めて映画を見直したが、2002年といえばブロードバンドという言葉が普及しだした時代で、スマホも登場していないため、何となく古くさく感じる。公開から20年も経過すると、世の中も変わるものだなと改めて思った。
ついでに見た「スパイダーマン:ホーム・カミング」から「ファー・フロム・ホーム」「ノー・ウェイ・ホーム」の3シリーズは新しく作られたこともあって、今の情勢にとてもマッチしている。これからスパイダーマンの映画を見たいと思うのであれば、ここからスタートしてもよいかもしれない。
また、「マイルス・モラレス」や「ゴースト・スパイダー」(スパイダーグウェンとも呼ばれたことがある)など、元祖スパイダーマンであるピーター・パーカーと関わりのある人物が別世界でスパイダーマン(スパイダーウーマン)となった作品があるのも、スパイダーマンが愛されているがゆえだろう。
特にマイルスについては、8月12日にPC版が発売された「Marvel's Spider-Man Remastered」にも、こっそりと重要な役回りで登場するため、個人的に好みのキャラクターだ。
ゴースト・スパイダーは「グウェン・ステイシー」扮する女性のヒーローであることもあり、日本でも人気がありファンアートも多い。2022年現在の正式名称は「ゴースト・スパイダー」だが、正式名称が確定する以前に「スパイダーグウェン」と呼ばれていた関係から、そちらの名称が使われる傾向にある。コミックや媒体によって扱い方やその出自もさまざまなため、気になった作品を見てみるのがよいだろう。
Spider-Man Driveの形状は他のスペシャルエディションと同様で、サイズは実測で約80(幅)×123(縦)×15(厚さ)mmと、成人男性の手のひらよりも少し大きい。
容量は2TBとなっており、FireCuda外付けHDDとして認識されるのは、以前のGrogu Driveと同様だ。フォーマットタイプは初期段階でexFATとなっているので、PCだけでなくMacやPlayStation 5、Xboxシリーズで使える。
USBバスパワーに対応しており、USB 3.2 Gen 1接続で利用可能だ。本製品には3年間の製品保証と、3年間のデータ復旧サービス「Rescue Data Recovery Services」が付帯する他、ドライブの健全性とパフォーマンスの監視に役立つ、DiscWizardおよびSeaTools診断ソフトウェアも用意されている。
このデータ復旧サービスは、保証期間の3年間、1回に限りHDDの故障時のデータ復旧サービスが無償で提供されるというものだ。
Spider-Man Driveでは、他のSeagateストレージ製品と同様にユーティリティーの「Toolkit」を利用できる。インストーラーはHDD内にあり、Toolkitではドライブのバックアップや復元、任意のフォルダーとのミラーリングといった作業も行える。Toolkitにある「RGB」という項目をクリックすると、照明のオン/オフ、明るさの調整も行える。
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