クラウドストレージサービスが便利すぎて、もう生活の1部と言っていいくらいに頼り切っている。そのため、Google フォトの高画質画像容量無制限アップロードが廃止され、なおかつGoogle ドライブに追加しまくっているドキュメントやスプレッドシートまでデータにカウントされるようになったとのことで、極めて私的な緊急事態宣言が発動された。
かれこれ16年以上、ため続けたメールを整理するのも気が遠くなりそうなので、大きなデータである写真や動画データをローカルに移動させたい。とはいえ、PCやスマホを買い換えるごとにデータを移動させるのも手間がかかる。そこで持ち運びのできる外付けSSDを試すことにした。
今回、編集部から送られて来たのは「Lexar SL660 BLAZE ゲーミングポータブルSSD」(1TB)だ。ゲーミング用なら、外付けであることを意識しないで使えるに違いない。
なお、本製品は販路が全国のヤマダ電機店頭のみとなっており、容量は1TBと512GBが用意される。
Lexar SL660 Lexar SL660 BLAZE(以下、Lexar SL660 BLAZE)は、USB 3.2 Gen2 x2に対応することで、転送速度は読み出しで最大毎秒2000MB、書き込みで最大毎秒1900MBと非常に高速だ。
Mac OS X 10.6以降、Windows 7/8/10、Android 4.4以降(※Android端末の仕様によっては対応しない場合がある)のシステムに対応し、保証期間も5年間と長い。
ボディーサイズは約57.4(幅)×112.6(奥行き)×106(厚さ)mmで、SSD本体の重量は公称値で約80g、実測で77gとコンパクトだ。まさに“ポータブル”と言える。
パッケージの内容は、Lexar SL660 BLAZE本体と、縦置き用スタンド、USB Type-C→USB Type-C、USB Type-A→USB Type-Cの各ケーブル、携帯用ポーチ、そしてクイックスタートガイドとなっている。本体を傷つけないように、ポーチが付いているのは地味にうれしいポイントだ。
では、“ゲーミング”の名にふさわしいかどうか、早速性能を見てみよう。
まず、端末と接続し、電源が入ると、ストラップホルダーにも見える窓の部分のLEDライトが青、紫、赤、オレンジ、黄色、緑とホタルの光のようにゆっくりとさまざまな色に変化する。光っているという部分では「ああ、ゲーミング()だなぁ」と感じるが、ギラギラしていないのがいい。
ただし、点灯や消灯、色のカスタマイズなどは行えないのが残念だ。
PCに接続後、アプリをインストールすることなく、そのまま外付けストレージとしてすぐに使える。本体のSSDには、あらかじめ2つのPDFファイルとWindows/Mac向けの「LexarDataShield」アプリが格納されている。アプリに関しては、後述する。
さて、ゲーミングにふさわしい転送速度をたたき出してくれるか、まずはベンチマークテストを行ってみよう。
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