トップバッターは、やはりUSB 3.2 Gen2 x2の環境だ。とはいえ、ノートPCではその環境を備えているケースは少ないので、デスクトップPCにGIGABYTEのUSB 3.2 Gen2 x2増設カード「GC-USB 3.2 GEN2X2」を追加した。
用意したデスクトップPCのスペックは、CPUに第12世代Core i9-12900(16コア24スレッド、最大5.1GHz)、メモリは16GB(DDR4-3200)、SSDは1TB(PCI Express 4接続)、OSはWindows 11 Proだ。
CrystalDiskMarkの結果を見れば明らかなように、内蔵SSDといっても過言ではないスピードが出ている。これならば、Lexar SL660 BLAZEにゲームをインストールしてプレイしても、ストレスなく快適に遊べるだろう。
前述のように、今日のノートPCではThunderbolt端子を備えたモデルが数多く出ている。そこで、上記のデスクトップPCに用意されたThunderbolt 4端子にLexar SL660 BLAZEを接続してテストした結果が下記となる。
次に利用ケースが多いと思われる、Type-AとType-CのUSB端子(USB 3.1 Gen2)を備えた2019年春モデルのLAVIE Pro Mobile(CPU:intel Core i5-8265U、メモリ:8GB、ストレージ:256GBのSSD。Windows 11にアップデート済み)で計測した。
5回計測を行った平均値は、読み出し速度が毎秒1057.5MB、書き込み速度が毎秒351.4MBだった。その後、USB 3.1規格(このモデルはUSB Type-A、USB Type-CともにUSB 3.1なのだ)であるUSB Type-Aポートに接続して試してみたが、やはり書き込み速度だけが極端に遅かった。最大で毎秒10GBの転送速度があるはずのポートなのだが……。
もちろん、Macでも試してみた。テスト機は13インチMacBook Pro (CPU:Intel Core i7 2.3GHz、メモリ:16GB、ストレージ:APPLE SSD AP1024N 1TB)のThunderbolt 3端子に接続し、「Blackmagic Disk Speed Test」を実行した。
5回テストした平均が、書き込み速度毎秒826.9MB、読み出し速度毎秒899.6MBとなった。なお、最高値は同じく毎秒909.6MB、毎秒838.6MBだった。やはり、Thunderbolt 3やUSB 3.1 Gen2規格のポートでは、仕様上の最大スピード(理論値)には届かない。猫に小判といったところか。
最後に、標準で用意されているLexarDataShieldアプリを使ってみよう。
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