日本シーゲイトから6月に発売された外付けポータブルSSD「FireCuda Gaming SSD」。以前紹介したドッキングステーション「FireCuda Gaming Dock」の兄弟分ともいえる製品だ。ここでは500GB(2万2800円)/1TB(3万1320円)、2TB(5万9800円、いずれも原稿執筆時、Amazonの税込み価格)の3モデルのうち、1TBモデルを取り上げる。
以前、同社の外付けポータブルSSD「BarraCuda Fast SSD」を取り上げたが、このFireCuda Gaming SSDは、上位に位置付けられるフラッグシップモデルとなる。
ボディーサイズは約104.4(幅)×52.5(奥行き)×10(厚さ)mmと極めてコンパクトだが、重量は実測で約142gとズッシリとしている。底面はゴムパッドで覆われていることもあり、机の上で使うときにも滑らずに済む。
本体はFireCuda Gaming Dockと一体感のあるガンメタリックの本体カラーで、そのまま縮小化したような外観だ。
ドライブ本体に用意されているのはUSB Type-C端子だ。内部はNVMe SSDが使われており、USB 3.2 Gen 2x2接続をサポートする。これにより最大毎秒2000MBでの高速転送を実現している。コネクターのそばにはアクセスランプが配置されている他、本体にはRGBで光るLEDのラインが用意されている。この辺りもFireCuda Gaming Dockのミニチュアのような印象だ。
RGB LEDは本体にプリインストールされている「Start_Here_Win.exe」(Windowsの場合)を起動し、Web画面でユーザー登録を済ませることでダウンロードできる「Seagate ToolKit」をPCに導入することで発光パターンを変えることが可能だ。光るパターンは、同じ色を点灯したままにする「連続」、光を一定時間でオン/オフする「点滅」、色がだんだんと変わる「スペクトラム」に加え、「カスタム」として3種類、自分で作った明滅パターンを登録できる。個人的にはスペクトラムが好きなので、これを使って点灯させた。
ToolKitでは、任意のフォルダーにあるファイルをFireCuda Gaming SSDに同期させる「Sync Plus」も利用できる。マイドキュメントの内容やデジカメ画像など、バックアップが必要なものについては同期させてもよいだろう。
次に、さまざまな環境で本製品のパフォーマンスを確認した。
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