これに加えて、ゲームの起動速度をFireCuda Gaming SSD、Crucial X8、BarraCuda Fast SSD、2.5インチHDDについて調べた。試験環境は先ほどと同じく、CPUにCore i7-9750H、メモリは16GB、GPUにGeForce RTX 2060を搭載したノートPCだ。
テスト内容だが、「Read Dead Red Redemption 2」について、「Rockstar Games Launcher」から「プレイ」を選んでメニューが起動するまでの「起動」、メニューから「ストーリー」を選んでゲームを起動するまでの「ローディング」、そしてファストトラベルを使用して違う街に行く「シーンチェンジ」の3点を選んでそれぞれの時間を測定した。
この結果を見ると、SSDであれば起動速度についてはかなり速い環境であることが分かる。その中でも、わずかの差だがFireCuda Gaming SSDは速いという結果を出している。
これまでは、Windows 10環境だったが、試しにmacOS環境(ジャーナリングでフォーマット)でも速度を計測した。
テストに利用したのはMacBook Air(2019)とMacBook Pro(2017)で、どちらも内蔵SSDと比較している。さすがにMacBook Proでは内蔵SSDの方が高速だが、一世代前のMacBook Airなら内蔵SSDよりも高速なのが分かる。

MacBook Air(Retina 13-inch 2019)の内蔵SSDでのスコア(画面=左)。CPUは1.6GHzデュアルコアIntel Core i5、メモリは8GB、256GB SSDという構成だ。FireCuda Gaming SSDのスコア(画面=右)
MacBook Pro(15-inch 2017)の内蔵SSDでのスコア(画面=左)。CPUは2.9GHzクアッドコアIntel Core i7、メモリは16GB、512GB SSDというスペックだ。FireCuda Gaming SSDのスコア(画面=右)これまで見てきたように、FireCuda Gaming SSDは高速な外部ストレージとして利用できることが分かった。USB3.2 Gen2x2については対応環境を選ぶことになるが、通常のThunderbolt 3やUSB Type-Cなどの環境でもストレスなく活用可能だ。
値段はそれなりに張るが、何より高級感かつ上質感のあるズッシリとしたボディーとカスタマイズ対応のRGB LEDを内蔵するなど所有欲をくすぐられる。便利なユーティリティーもセットになっており、ひと味変わった、性能の確かなポータブルSSDとして、ぜひ選択肢に加えてもらいたいモデルだ。
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