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USB 3.2 Gen2x2対応の高級感あふれるポータブルSSD「FireCuda Gaming SSD」を試すテレワークのお勧めアイテム(2/3 ページ)

» 2020年09月01日 12時00分 公開
[作倉瑞歩ITmedia]

USB 3.2 Gen1環境でも高速に動作

 先ほども述べた通り、FireCuda Gaming SSDはUSB 3.2 Gen 2x2(20Gbps)をサポートしているが、ノートPCなどの既存製品ではその環境を持っているケースは少ないと思う。試しに、自作デスクトップPC環境で「CrystalDiskMark」を走らせてテストした。

 具体的には、CPUにCore i5-9400F(6コア6スレッド、2.9GHz〜4.1GHz)、メモリは16GB、マザーボードにIntel B365チップセット搭載のASRock「B365M PRO4」、グラフィックスカードにRadeon RX 5500 XT(8GB)、SSDに2TB(SATA 3.0)、OSはWindows 10 Pro(2004)という環境に、GIGABYTEのUSB 3.2 Gen2x2増設カード「GC-USB 3.2 GEN2X2」を追加したものだ。結果は以下の通りとなる。

FireCuda Gaming SSD USB 3.2 Gen2x2環境でのスコア。リード/ライトともに毎秒2000MBを越えている

 これに加え、Thunderbolt 3(USB 3.2 Gen2)対応ノートPCのUSB Type-Cコネクターに接続してCrystalDiskMarkの値を測定した。使ったのはCPUにCore i7-10875H(8コア16スレッド、2.3GHz〜5.1GHz)、メモリ16GB、GPUにはGeForce RTX 2060を搭載しているモデルで、結果は以下の通りだ。

FireCuda Gaming SSD Thunderbolt 3端子のノートPCでのテスト結果

 さらに、マウスコンピューターのビジネス向けモデル「MousePro NB4」のUSB Type-C端子(USB 3.1、DisplayPort Alt ModeおよびUSB Power Delivery対応)に接続した場合もテストした。こちらのスペックは、CPUがCore i5-10210U(4コア8スレッド、1.6GHz〜4.2GHz)、メモリ8GB、SSD 256GB、14型液晶ディスプレイ(1920×1080ピクセル)搭載モデルとなる。

FireCuda Gaming SSD 1920×1080ピクセル表示に対応した14型ビジネス向けノートPC「MousePro NB4」に接続したところ。重量は約1.1kgと軽量だ
FireCuda Gaming SSD 左側面にディスプレイ出力(DisplayPort Alt Mode)、USB Power Deliveryにも対応したType-CのUSB 3.1ポートを備える
FireCuda Gaming SSD MousePro NB4のUSB Type-C端子に接続した状態でのスコア

 これらを比較すると分かるが、やはりUSB 3.2 Gen2x2で動作すると圧倒的に高速だ。とはいえ、Thunderbolt 3などの環境でも毎秒1000MBの速度を超えており、FireCuda Gaming SSDを利用した場合の速度は担保されていると考えていい。SATA接続となる「BarraCuda Fast SSD」とは倍以上の速度が出ており、ゲームなどをインストールして使うのには十分だということが分かる。

 この他、同じように内部にNVMe SSDが使われているCrucialの「Crucial X8 Portable SSD」(1TB)をThunderbolt 3端子に接続して測定してみたところ、わずかだがFireCuda Gaming SSDの方が速かった。

FireCuda Gaming SSD それぞれのシーケンシャルリードの結果

 最後に、ゲームの起動時間やMacBookシリーズでのテストも行った。

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