「Windows 11 2023 Update（バージョン23H2）」のリリースプレビューが登場 製品版は10〜12月にリリース予定

[井上翔，ITmedia]

　Microsoftは9月26日（米国太平洋時間、以下同）、「Windows 11 2023 Update（バージョン23H2）」のリリースプレビュー版を公開した。Windows Insider Programの「リリースプレビュー（Release Preview）チャネル」に参加しているユーザーにはWindows Updateを通して順次配信される他、同プログラムへの参加者を対象にインストールイメージ（ISO）ファイルの提供も始まっている。

　Windows 11 2023 Updateの一般公開は10〜12月となる見通しだ。

Microsoftからの告知

リリースプレビューとは？

　Windows Insider Programにおける「リリースプレビュー」は、近日中に一般公開される機能アップデート（大型更新）やセキュリティ更新を先行配信するもので、新しもの好きのパワーユーザーや、アップデートの先行検証をしたいIT管理者が利用することを想定している。

　大きな問題がない限り、リリースプレビューはそのまま“製品版”として後日一般公開される。ただし、リリースプレビューを通して判明した問題は、原則として一般公開時に修正されるため、プレビュー時よりも「ビルド番号」が新しくなる場合もある。

Windows Insider Programで「リリースプレビューチャネル」に参加すると、Microsoftが近日中に配信する予定の機能アップデート／セキュリティ更新を先行して試せる

Windows Insider Programの参加者は、リリースプレビュー版のISOファイルもダウンロード可能だ。Windows 11のリリースプレビューチャネル向けISOファイルは、既に23H2（ビルド22631）のものに差し替わっている

Windows 11 2023 Update（リリースプレビュー版）の概要

　Windows 11 2023 Updateは、9月26日に配信を開始した「Windows 11 2022 Update（バージョン22H2）」向けの累積更新プログラムのプレビュー版（オプション更新）の内容を反映した新バージョンとなる。そのため、新機能や仕様変更の大半は、現行のバージョン22H2でもオプション更新を適用することで体験可能だ。

　その他、Windows 11 2023 UpdateではOS機能としてタスクバーで利用できた「チャット」が、無料版の「Microsoft Teams」アプリに置き換えられる。Microsoft Teamsアプリにも幾つかの新機能が搭載される。

チャットはMicrosoft Teamsアプリ（無料版）に置き換えられる