プロナビ

「Windows 11(バージョン22H2)」に新バージョンの機能を“先行体験”できる機能アップデート登場オプション更新

» 2023年09月27日 16時45分 公開
[井上翔ITmedia]

 Microsoftは9月26日(米国太平洋夏時間)、Windows 11(バージョン22H2)向けのオプション更新プログラム「KB5030310」の配信を開始した。オプション更新なので手動で適用する必要はあるが、「Windows 11 2023 Update(バージョン23H2)」に盛り込まれる新機能や仕様変更の多くを先行して試せるが、注意点もある。

アップデート Windows 11(バージョン22H2)に大規模なオプション更新が登場

本更新の概要

 今回の更新は、セキュリティ更新を含まない「累積更新プログラムのプレビュー」として配信されている。オプション扱いなので、設定の「Windows Update」において「インストール」をクリックしない限りはインストールされない。

 今回の更新では、150を超える新機能や仕様変更が盛り込まれている。ただし、全てがすぐに有効になるとは限らない(詳細は後述)。主な新機能や仕様変更としては、以下のものが盛り込まれている。

  • AIエージェント機能「Microsoft Copilot in Windows」のプレビュー実装
  • 「エクスプローラー」のUI(ユーザーインタフェース)の一部変更
  • エクスプローラーで直接取り扱える圧縮ファイル形式の拡充
  • 「クイック設定」からオーディオ入出力デバイスの切り替えが可能に
  • 「Unicode Emoji(ユニコード絵文字)」の第15版の反映
  • 「ナレーター」が日本語を含む10言語に新規対応
  • 「設定」に「ホーム」を追加
Microsoft Copilot 目玉となる新機能の1つである「Microsoft Copilot」のプレビュー版。タスクバーにもアイコンが追加される(タスクバーの設定から非表示にできる)。アイコンが表示されていない場合でも、「Windowsキー+Cキー」のコンビネーションでも呼び出し可能だ
設定画面 UI変更に伴い、Windows 11では設定画面の「ホーム」画面が廃止された。今回のアップデートでは、機能に変更を加えた上でホーム画面が“復活”している
エクスプローラー エクスプローラーにもUI変更が加わっている

 今回の更新では複数の不具合の解消も行われている。解消される主な不具合は以下の通りだ。

  • OutlookアプリでPDFファイルをシェアしようとすると、Excelアプリが停止する
  • 韓国語のタッチキーボードでタスクバーの検索ボックスに文字を入力すると、意図せず最初の1文字で確定されてしまう
  • タスクバーの検索ボックスの「ヒント」が正しい場所に表示されない
  • 検索ポップアップボックスの「検索」ボタンが消えてしまう
  • スリープから復帰すると「Windows 入力エクスペリエンス」という空白のウィンドウが表示される
  • 「iCloud for Windows」アプリを使うと、Outlookアプリで「iCloudカレンダー」や「連絡先」が正しく同期できなくなる(Appleのサポート情報

 また、主に以下の仕様変更も含まれている。

  • 中国のフォント規格「GB18030-2022」への完全準拠
  • グリーンランドにおける夏時間の変更への対応
  • 英語UIにおけるウクライナの首都の表記変更(Kiev→Kyiv)

新機能が有効にならない場合は?

 今回の更新を適用するとWindows 11 2023 Updateに盛り込まれている新機能や仕様変更の多くを先行して試せる。ただし、一部の新機能や仕様変更は「CFR(Controlled Feature Rollout)」によって解禁タイミングが制御されるため、すぐに有効になるとは限らないので注意が必要だ。

 少しでも早く新機能や仕様変更を試したい場合は、設定のWindows Updateにおいて「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」のスイッチを入れておくことをお勧めする。

あれれと思ったら 筆者が所有するWindows 11搭載PCのうち3台に今回の更新を適用したのだが、英語UIで運用している1台だけ「Microsoft Copilot(プレビュー版)」が有効にならなかった。そこで「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」のスイッチをオンにして更新を確認したところ、「Windows構成アップデート(KB5030509)」が適用され、再起動すると利用可能になった

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月10日 更新
  1. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  2. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  3. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  4. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  5. Apple Siliconはなぜ「オンデバイスAI」に強いのか? NVIDIA「RTX Spark」との比較で読み解くシリコン設計の哲学 (2026年06月08日)
  6. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  7. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
  8. 新GPU「RX 9070 GRE」搭載カード発売! 既存上位モデル「RX 9070 XT」との価格差に悩む声も (2026年06月08日)
  9. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  10. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー