先週、ギガバイトからGeForce RTX 4090搭載のグラフィックスカード「GeForce RTX 4090 WINDFORCE V2 24G」が売り出された。3連ファンを採用したオーバークロックモデルで、価格は27万円前後となる(税込み、以下同様)。
入荷したパソコン工房秋葉原本店は「RTX 4090の需要はずっとあるんですけど、ちょっと入荷しづらい感じになっていますね」と話していた。
いくつかのショップでも似たような感想を聞く。「25万円台の割安モデルは入荷待ちが続いていますね」と語るTSUKUMO eX.のRTX 4090のショーケースは、確かに隙間が目立っている。あるショップは「世界的に供給不足みたいですね。RTX 3000ファミリーの反省から、市場在庫を過剰にしないためなのかも」とこぼしていた。
一方で、むしろRTX 4080カードの在庫が薄くなっているショップも複数ある。パソコンSHOPアークは「すみ分けの問題で、RTX 4080カードを選ぶ人が減っているんですよね。ハイエンドを求めるならRTX 4070 Tiで、ウルトラハイエンドならRTX 4090まで行くというパターンが多く。だから、あえて入荷を絞っています」という。
総じてみると、街全体でGeForce RTX 4090/4080搭載カードの在庫が薄くなっているものの、それぞれで事情が異なる様子だ。ウルトラハイエンド級のグラフィックスカードを検討しているなら、動向を注視しておくのが良さそうだ。
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