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「HP AI Studio」や「NVIDIA AI Enterprise」搭載ワークステーション投入などAI推し! フォルダブルPC「Spectre Foldable」も日本で発売HP Imagine 2023(3/3 ページ)

» 2023年10月06日 01時00分 公開
[笠原一輝ITmedia]
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プリンタでは「サステナブルなインク」に注目!

 プリンタ関連製品については、SMB(中小企業)向けと家庭向けの両方で新製品が登場する。

SMB向け:ラインアップを一新しよりサステナブルに

 SMB向けの「HP OfficeJet Pro」シリーズは、ラインアップが一新される。新シリーズは製品の約45%にリサイクル由来の素材を使用し、「HP SmartApp」というアプリを利用してクラウドの活用を促進している。また、業界初となるDCI-P3色域に対応する製品も用意する。

 製品としては「HP OfficeJet Pro 8100」「HP OfficeJet Pro 9100」「HP OfficeJet Pro 9100b」「HP OfficeJet Pro 9700」の4モデルが展開される。9100bは10月から、他のモデルは2024年1月から順次販売が始まる予定だ。

HP OfficeJet Pro 9700 HP OfficeJet Pro 9700

 これらの新製品では、オプションとしてサステナブルインクカートリッジ「HP EvoMore」も利用できるようになっている。

 EvoMoreは、従来のインクカートリッジ比で最大2倍のページを印刷できる量のインクを搭載しており、インクカートリッジの交換回数を減らすことで、CO2の排出量の削減を実現している。

 米Arbor Day Foundationとの協業により、森林保護に協力することで環境保護に貢献できること、またカートリッジ自体のリサイクル率も高めていることも特徴で、持続成長可能なカートリッジという位置付けだ。

 ちなみにHPは、ヨーロッパの一部などでレーザープリンタ向けトナーでもサステナブルモデル「HP EvoCycle」を展開している。EvoMoreは、それに次ぐ「持続成長可能なプリンタ」の実現に向けた取り組みとなる。

 EvoMoreは2024年4月から順次提供が始まる予定で、EvoCycleは11月から北米でも提供される。

家庭向け:部材のリサイクル率を向上

 家庭向けプリンタは、複合型(スキャナ一体型)の新製品「HP DeskJet 2800/4200/4900 All-in-One Printer」が紹介された。本製品はAPJ(アジア太平洋/日本)エリアでは既に販売が始まっており、EMEA(ヨーロッパ/中東/アフリカ)地域では11月、ラテンアメリカ地域では12月、その他の地域では2024年4月に発売される予定となっている。

HP DeskJetシリーズ HP DeskJetシリーズ

 HP DeskJet 2800/4200/4900の本体は、プラスチック素材のリサイクル率が最大60%と、従来モデルよりも引き上げられている。

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