HP Imagine 2023に合わせて、HP傘下のゲーミング機器ブランド「HyperX(ハイパーエックス)」と、ビジネス向け音声デバイスブランド「Poly(ポリ)」からも新製品がリリースされている。
HyperXブランドは元々Kingstoneのゲーミング機器ブランドだったが、HPが2021年にブランド(部門)を切り抜く形で買収し、現在はHPのブランドの1つとなっている。
今回、HyperXは「Vision S Webcam」「Audio Mixer Audio Interface」「Caster Microphone Arm」の3製品を発表している。
Vision S Webcamは、ソニー製の約800万画素「STARVISセンサー」を使った4K撮影対応ゲーミングWebカメラだ。画角は90度で、オートフォーカス(AF)にも対応している。WindowsとmacOSに対応しており、米国では既にHyperXのサイトで販売が開始されている。価格は199.99ドル(約2万9800円)となる。
Audio Mixer Audio Interfaceは、ゲーム配信などで手軽に使える、価格を抑えた音声ミキサーだ。マイクの音声やゲームの音声、ボイスチャットなどを1つの音声にまとめて出力できることが特徴で、2024年第1四半期(1〜3月)の発売を予定している。価格は179.99ドル(約2万6800円)となる見込みだ。
Caster Microphone Armは、ツールレスでWebカメラやマイクなどを固定して自由に回転させたり、角度を変えたりして使うためのアームだ。2024年2月の発売を予定しており、価格は119.99ドル(1万7900円)となる見込み。
Polyは、2022年にHPの完全子会社化された。前身(Polycom/Plantronics)の頃からコールセンター用のヘッドセットを中心とするビジネス向け音声/映像デバイスの世界では知名度の高い企業(ブランド)で、HPの元ではハイブリッドワーク向け周辺機器を提供する部門と位置付けられている。
今回、Polyは純粋な新製品ではなく、ビデオ会議を始めるのに必要な機器をバンドル(セット)にした「Poly Studio Bundle」と「Poly Studio R30+ Bundle」を投入する。Poly Studio Bundleは11月に、Poly Studio R30+ Bundleは2024年に発売される予定だ。
なお、同ブランドではBluetoothのペアリングをより簡単にする「Bluetooth Direct from Poly」も発表する。こちらも2024年に投入予定だ。
HPといえば、世界ではプリンタメーカーとしても大きなシェアを獲得している。そのプリンタにも複数の新製品が登場する。
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