うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、10月8日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
米Microsoftは10月5日(現地時間)、WindowsおよびMac(macOS)向けに新しい「Microsoft Teams」の一般提供を開始した。3月からプレビュー版として公開していたが、ようやく正式版となった。同日から仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)および政府クラウド顧客(GCC、GCC-H、DoD)向けのパブリックプレビューも開始している。
新しいTeamsアプリは、Windows上での動作速度とパフォーマンスを向上させるため、Reactフレームワークで新規に構築している。メモリとディスク容量の消費が最大50%削減され、アプリの読み込みや会議への参加、チャットとチャネルの切り替えが平均して2倍速くなっているという。
また、Mac上でもチャットとチャネルを素早く切り替える機能や、より高速なスクロールなどパフォーマンスが向上している。Mac上でネイティブに動作するため、Macユーザーのアプリエクスペリエンスが向上するとしている。
新しいTeamsへのアップグレードは、今後数カ月で自動的に展開される。従来のユーザーはアプリ左上にあるトグルから手動で移行させることも可能だ。なお、新しいTeamsのリリースに伴い、今後、新機能と拡張機能は新しいTeamsでのみ利用可能となる。
米Microsoftは10月10日(現地時間)、現在サポートされているWindows 11およびWindows 10の全バージョンに対し、10月度のセキュリティ更新プログラムをリリースした。
Windows 11 22H2向けは「KB5031354」、Windows 11 21H2は「KB5031358」、Windows 10 22H2/21H2は「KB5031356」、Windows 10 1809は「KB5031361」となる。
本更新プログラムでは、CVE番号ベースで103件の脆弱(ぜいじゃく)性に対応している。このうち、以下の3件については、既に悪用の事実が確認されている。深刻度はいずれも「Important(重要)」だが、早急なアップデートが必要だ。
また、深刻度が「Critical(緊急)」と評価されているのは以下の12件だ。
なお、本更新プログラムでは、Windows 11 22H2向けに9月度のプレビュー更新プログラム「KB5030310」で提供されていた機能の一部が含まれている。また、Windows 11 21H2向けでは、今回が最後のセキュリティ更新プログラムとなる。できるだけ早く後継バージョン(22H2)へのアップデートを検討したほうがいいだろう。
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