サードウェーブが運営するPCショップ「ドスパラ」に、新店舗「ドスパラ福井日之出店」(ふくいひのでてん)が加わった。ドスパラとして初の福井県出店ということもあってか、11月3日の開店前に30人程度の行列ができたため、通常の開店時間である午前11時30分から50分繰り上げて午前10時40分にオープンを前倒しするほどにぎわった。
いわゆるロードサイド店舗というと、どうしても車での利用が前提になりがちだが、福井日之出店は徒歩でも訪問できるのが特徴だ。えちぜん鉄道勝山永平寺線の新福井駅からなら徒歩4分、JR西日本/越美北線の福井駅からでも徒歩10分で済む。さらに路線バスのバス停からも徒歩2分と近く、駐車場も20台用意されている。
店舗はマンションの1階に位置しており、段差もなく店内に入りやすい。店舗面積も約171坪と広く、非常にゆったりとしているので、思わずスーパーのようにカートを使って買い物をしたくなるほどだ。
店内は同社の「GALLERIA」「raytrek」「THIRDWAVE」といった各ブランドのPCはもちろん、プロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」やバーチャルYouTuberグループ「ぶいすぽっ!」とのコラボモデルも豊富に展示されている。
液晶ディスプレイやキーボード、マウスと言った周辺デバイスから自作PCパーツまで約1700点のアイテムを用意しており、展示量も豊富だ。「一度見てみたかった、触ってみたかったを実現する体験型PCショップ」をうたうだけに、実際に製品に触って試せて買えるのは大きな魅力である。
店内に入ると、真っ先に飛び込んでくるのはVR体験コーナーだ。VRは興味あるけど大変そう/面倒そうという不安を取り除くべく、椅子に座ってヘッドセットを身につけ、足元にあるフットペダルを踏むだけで5つの異なるVRシーンを楽しめるシンプルさがウリだ。
VR空間ではデスクトップPCのGALLERIA内に入るシーン(目前にグラフィックスカードが迫る)もあり、VR初心者の人は驚きそうだ。
また店内中央には新設のAI関連コーナーがあり、話題を集める「ChatGPT」と「Stable Diffusion」を試すことができる。先ほどのVR体験と同様、こちらもシンプルにAI体験を味わえるのが特徴で、ChatGPTは用意されたマイクに話しかけるだけで、Stable Diffusionは呪文を唱える(プロンプトを入力する)必要もなく、マウスを使ってプルダウンメニューから選ぶだけで済む。
AI関連と同じように、関心はあるけど実際に使って見たことはない人が多いと思われるペンタブレットと左手デバイスを試せるコーナーもある。
続いて、福井日之出店の魅力を別の角度から見ていこう。
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