Amazon Web Services(AWS)が、仮想デスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」用のシンクライアント端末「Amazon WorkSpaces Thin Client」の提供を開始した。米国ではAmazon.comにおいて単体で195ドル(約2万8700円)、2画面出力用のUSBハブ付きで279.99ドル(約4万1200円)で販売しており、他の国/地域では2024年内に提供が始まる予定だ。
なお、Amazon WorkSpacesの利用には別途料金が掛かる。
Amazon WorkSpaces Thin Clientは、安全で管理しやすく、ユーザーにとっても使いやすいシンクライアントを低価格で実現すべく登場する。本体の外観は、親会社のAmazon.comが販売する「Fire TV Cube(第3世代)」と酷似しており、HDMI入力端子に封印(ふた)がはめ込まれていること以外に違いは見られない。
本端末はAmazon WorkSpacesの他、「Amazon WorkSpaces Web」や「Amazon AppStream 2.0」の利用に対応している。 OSは「Fire OS」のエンタープライズバージョンがプリインストールされており、これらのサービスと簡単に組み合わせられるようになっている。
本体単体では1画面の出力に対応しているが、2画面出力用のUSBハブ付きモデルを購入すれば、2画面構成で利用することも可能だ。
主な仕様は以下の通りとなる。
(※1)最大出力解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)
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