米Microsoftは11月29日(現地時間)、Windows 11 Insider Preview Build 23595をDevチャネルでリリースした。
Build 23595では、タスクバーに表示されるCopilotアイコンの位置が、従来の検索欄の横からタスクバーの右端に移動した。Copilotのペインが開く場所(画面右端)の近くにすることで、エントリーポイントを明確にする狙いだ。これに伴い、タスクバーの右端をクリックすることで機能する「デスクトップの表示」機能がデフォルトでオフになっている。機能自体は残っているので、設定から再度有効にすることも可能だ。
また、Copilot in Windowsのマルチモニターサポートも再展開を行っている。もともと10月にリリースされたBuild 23570でサポートがうたわれていたものだ。現在、Copilotはプライマリーモニターにしか表示されないが、表示したいモニターのタスクバーでCopilotアイコンを押すか、Win+Cショートカットで最後に使用していたモニターにCopilotが表示されるようになる。
米OpenAIは11月29日(現地時間)、サム・アルトマン氏がCEOに復帰したと発表した。あわせて、グレッグ・ブロックマン氏の社長復帰とミラ・ムラティ氏のCTO就任も発表している。
アルトマン氏は11月17日、当時の取締役会にCEOを解任され、同19日にはMicrosoft入社を発表。その後、同社のCEOに復帰すると発表されていたが、その条件として取締役会の刷新が挙げられていた。今回、この取締役会刷新も実施され、新取締役会は、ブレット・テイラー氏を議長とし、ラリー・サマーズ氏とアダム・ディアンジェロ氏で構成される。また、取締役会には、Microsoftが議決権を持たないオブザーバーとして参加する。
なお、アルトマン氏は同社のブログの中で、旧取締役会のメンバーであったイリヤ・サツケバー氏に対して敬意を表明。取締役会に入ることはないが、OpenAIでの仕事を継続できるよう話し合っていることを明かしている。OpenAIではアルトマン氏の解任後、CEOに復帰させなければ退職すると従業員が表明していたが、サツケバー氏はその中に加わっていた。
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