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「AI PC」を試して触れる! ビックカメラ有楽町店の体験コーナーに行ってきた

» 2023年12月18日 16時00分 公開
[田中宏昌ITmedia]

 12月18日、インテルは国内向けに改めて新しいモバイル向けCPU 「Core Ultraプロセッサ」(開発コード名:Meteor Lake)を発表した

 発表会では、同CPUを搭載した「AI PC」の普及に向けた国内向けの施策として、ノウハウの共有やアイデアのブレインストーミングなどを行ってユーザーにメリットを提供していく「AI PC Garden」とともに、量販店の店頭で体験コーナーの設置もアナウンスされた。

Intel インテル Core Ultra AI PC ビックカメラ有楽町店 ソフマップ AI PCの普及に向けた取り組み。こちらはOpenVINOを軸に企業意欲のある開発者などに訴求していく
Intel インテル Core Ultra AI PC ビックカメラ有楽町店 ソフマップ 一般向けには量販店の店頭でAI PCの体験コーナーを設置する。

ビックカメラ有楽町店とソフマップAKIBA パソコン・デジタル館で実施

 既にCore Ultraを採用したノートPCは各社から発表されているが、12月15日から「ビックカメラ有楽町店」と「ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館」では、Core Ultra搭載のAI PCを体験できるコーナーが展開中だ。

 早速、店頭に訪れてみた。

Intel インテル Core Ultra AI PC ビックカメラ有楽町店 ソフマップ ビックカメラ有楽町店

 AI PC体験コーナーはビックカメラ有楽町店の5階にあり、既に試している人の姿があった。同時に体験イベントも開催中で、画像の生成AIか曲の生成AIをそれぞれ新旧のノートPCで実行し、その速度差を比較可能だ。

 体験コーナーには、最新モデルとしてCore Ultra 7 155H(16コア24スレッド)を搭載したデル・テクノロジーズの「Inspiron 13 5330」と日本エイサーの「Swift Go(SFG14-72-F73Y/FE)」があり、両社とも従来のCore i7採用モデルが横に並べられ、生成AIのスピード差を体感できるようになっている。

Intel インテル Core Ultra AI PC ビックカメラ有楽町店 ソフマップ 体験コーナーでは、画像と曲を制作する生成AIを新旧のノートPCで実施し、その速度を試せるようになっている

 コーナーに出向くと係員がAI PCの概要を説明しつつ、アンケート用紙を配っており、それに応じてノートPCにプロンプトを入力する。曲の生成では好みのジャンルを入力し、Core Ultra搭載モデルとCore i7搭載モデルで同時にスタートさせると、AI PCは10秒もかからずに曲を作って再生までできたのに対し、後者はまだ曲ができていないという形で明確な差が見られた。

 体験コーナーでアンケートに答えると先着でグッズをもらえる他、ビックカメラ有楽町店では12月18日〜21日にかけて店頭で発売記念イベントも行うとのことで、興味ある向きはぜひ足を運んでみてもらいたい。

Intel インテル Core Ultra AI PC ビックカメラ有楽町店 ソフマップ デル・テクノロジーズと日本エイサーの新旧モデルが展示され、生成AIのスピードを比較できる

 インテル 執行役員 パートナー事業本部の高橋大造本部長は発表会で「AI PCをぜひ身近に感じてもらいたく、体験コーナーを設けた。まずは2カ所での開催となるが、順次展開をしていきたい」と抱負を語った。

 インテルのプロモーション展開では、かつてのCentrinoをもじった「セントリーノ」やトラなどを思い出すが、この40年来の大きな変革を迎えた同社が、キャラクター面でも新たな取り組みを行うのか、ちょっと気になるところだ。

Intel インテル Core Ultra AI PC ビックカメラ有楽町店 ソフマップ インテルがCentrinoプラットフォームを展開している際は、奇妙なトリくん(セントリーノ氏)が登場するTV CMも放映されていた

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