2023年は買う基準が激変!? 試して分かった思わず口コミしたくなるアイテムはこれだ!(2/4 ページ)

» 2023年12月30日 18時00分 公開
[田中宏昌ITmedia]
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アプリを使ってお手軽に成型

 まず成型前に、スマートフォンへ「Logicool G FITS」アプリをインストールし、指示に従ってLIGHTFORMイヤーチップ付きのイヤフォンを耳に入れて正しい位置にフィットさせる。アプリのプロセスを進めると、イヤフォンの上に耳を置いた状態でLEDを発光させると成型が始まる。スマホの画面には幾何学的な模様のアニメーションが表示され、イヤフォンからはゆったりとしたサウンドが約60秒流れて作業は完了する。

専用アプリの画面に表示される手順に従って成型プロセスを進める。低音がしっかり聞こえたところが良いという 専用アプリの画面に表示される手順に従って成型プロセスを進める。低音がしっかり聞こえるところにイヤフォンを合わせる
イヤフォン自体が光ることで、LIGHTFORMイヤーチップの形状を固める イヤフォン自体が光ることで、LIGHTFORMイヤーチップの形状を固める

 この工程は1つのLIGHTFORMイヤーチップにつき1回のみで、後戻りができないので緊張する。コツとしては、あまり強くイヤーチップを押し込まないことだ。ただし軽すぎてもいけないので案配が意外と難しい。

 万が一、成型に失敗したり、デキに不満があったりする場合は別途同社の直販サイトでLIGHTFORMイヤーチップだけを購入可能だ。価格は4950円と安くはないが、リカバリーできるのはうれしい。

 交換用のイヤーチップはXS/M/XLの3サイズがあり、今回は試しにXSサイズを購入して再度成型プロセスを試した。結果としては、標準で添付されるMよりフィットした感じがあり、普段はこちらを利用している。

 ちなみに、イヤフォンのLEDはアプリで自撮りモードに切り替えると光るが、サウンドの再生は止まる。

ロジクールの直販サイトでは、3種類のLIGHTFORMイヤーチップが用意されている ロジクールの直販サイトでは、3種類のLIGHTFORMイヤーチップが用意されている
新たに購入したLIGHTFORMイヤーチップ(S) 新たに購入したLIGHTFORMイヤーチップ(S)
SサイズのLIGHTFORMイヤーチップ(上)と標準添付のイヤーチップ(下) SサイズのLIGHTFORMイヤーチップ(上)と標準添付のイヤーチップ(下)

 直径10mmのドライバーを備えたイヤフォンとしては非常にシンプルで、アクティブノイズキャンセリング機能は持たず、マルチポイント接続やケースのワイヤレス充電も非対応だ。イコライザー機能は標準でゲームに特化/話し言葉したプリセットしか用意されず、音楽の再生を楽しむには自分でカスタマイズ(20Hz〜20kHzの範囲で可能)調整するのが必須だ。

 とはいえ、IPX4の耐水性/耐汗性を備えていたり、イヤフォンをタップして曲の前後/音量調整やモードを切り替えたりできるので、ゲーム用途以外の音楽再生やビデオ会議などでも利用可能だ。

 特にゲーマーにうれしいのは、Bluetooth接続だけでなく独自の低遅延技術「LIGHTSPEED」を使った接続も選べることだ。付属のUSBレシーバー(USB Type-AだがUSB Type-Cへの変換アダプターも付属)をPCやゲーム機に取り付けることで利用可能になる。

 連続再生時間は、LIGHTSPEED接続で最長7時間(ケース併用で約15時間)、Bluetooth接続では最長約10時間(ケース併用で約22時間)使える。

 イヤフォンに2基ずつ計4基のビームフォーミングマイクを備えることで、自分の声を相手にクリアに届けられるとのことだが、実際に使って見ると鼻づまりの甲高い声が相手に伝わるようで、このあたりは過度の期待は禁物だ。

 しかし、本製品の魅力はカスタム・イン・イヤー・モニター(カスタムIEM)の世界を身近に感じられることにある。最新機能を備えた後継機あるいはカスタムIEMに更に特化したモデルの登場が待ち遠しい。

 続いては、時短とオーラルケアに役立つアイテムだ。

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