東京大学・松尾研究室発のAIカンパニーELYZA(イライザ)は12月27日、日本語大規模言語モデル(LLM)「ELYZA-japanese-Llama-2-13b」シリーズを一般公開した。ライセンスはLlama 2 Community License に準拠しており、Acceptable Use Policyに従う限り、研究および商業目的で利用できる。
ELYZA-japanese-Llama-2-13bは、Metaが提供するLLM「Llama 2 13B」をベースに、約180億(18B)トークンの日本語テキストで追加事前学習を行ったモデルだ。ELYZAによると、GPT-3.5(text-davinci-003)を超える性能を有しており、オープンな日本語LLMの中で最高性能を達成したとしている。
ELYZA-japanese-Llama-2-13シリーズには、他にも以下のモデルが用意されている。
今回公開された4つのモデルは、いずれもHugging Face Hubにて公開されており、Transformersライブラリから利用可能となっている。
Microsoftが「Microsoft Copilot」のAndroidアプリをGoogle Playストアで公開した。この件に関してMicrosoftからの発表はないが、更新日が12月19日となっているので、そのタイミングでリリースされていたようだ。
Copilotが利用できるアプリとしては、他にもBingとEdgeブラウザがリリースされている。新たに追加されたMicrosoft Copilotは、BingからCopilot機能だけを切り出したもののようだ。
いずれのアプリもOpenAIのGPT-4と画像生成AIのDALL・E 3をサポートしており、チャットでの質問に答えるだけでなく、画像を生成したり、メールの下書きを作成したりが可能となっている。
なお、執筆時点ではiOS版はリリースされていないが、BingやEdgeブラウザはiOSでもリリースされているので、近いうちに登場すると考えられる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.