うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、12月24日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
クラウドファンディングサイトのGREEN FUNDINGに、13.5型のディスプレイを2つ搭載している2画面ノートPC「DXUSCREEN」が登場した。執筆時点の最低出資額は9万2300円(税込み、以下同)で、2024年4月末までに出荷するという。
通常のクラムシェル型PCにあるキーボード側にも13.5型のディスプレイが搭載されているイメージだ。ディスプレイはタッチパネルになっており、ソフトウェアキーボードや外部キーボードを接続して利用する。
同様のスタイルのノートPCとしては、レノボ・ジャパンが「Yoga Book 9i Gen 8」を発売しているが、Core i7-1355U搭載で約38万円のハイエンドモデルとなっている。
これに対してDXUSCREENは、Intel N100を搭載する廉価モデルだ。メモリは16GB、ストレージは512GB/2TBから選択できる。マルチタスクなどスペックが求められる用途に適した製品ではないが、取りあえずノートPCでも広い作業スペースが欲しいという人には向いているだろう。
なお、DXUSCREENはKickstarterでもクラウドファンディングを実施していたが、12月14日にKickstarter側からプロジェクトが中止されている。DXUSCREENによると、プロジェクトの起案者と関係のある者が一般支援者のように振る舞い、質問などを行っていたという行為が規約違反とされたとのことだ。
このため、国内代理店でGREEN FUNDINGでのプロジェクトの起案者となっているギャザテックは、「製造メーカー側に何ら落ち度はなく、弊社が日本国内でクラウドファンディングを実施するために支障はないと判断した」としている。
MINISFORUMは12月28日、10G SFP+やU.2 NVMe SSDに対応する小型PC「Minisforum MS-01」を発表した。価格はCore i9-12900Hのベアボーン仕様(OSライセンス無し)が8万7980円、32GBメモリ+1TB SSDが11万4980円だ。Core i9-13900Hモデルは、それぞれ10万5980円、13万2980円。いずれも出荷予定は1月20日となっている。
サイズが約196(幅)×189(奥行き)×48(高さ)mmという小型ボディーながら、10Gbps SFP+イーサネットポートを2基備えているのが特徴だ。SFP+は光ファイバー伝送を用いるネットワーク規格で、10Gbpsという高速なネットワークを実現する。
また、Intel vPROにも対応しており、Intel AMTによるBIOSレベルでのリモート管理も行える。
DDR5 SO-DIMMは2スロット用意されており、メモリは、最大64GBまで対応している。ストレージはU.2(PCIe 4.0 x4対応)を1つ、M.2(PCIe 3.0 x4対応)が1つ、M.2(PCIe 3.0 x2対応)が1基の計3基を搭載できる。U.2 NVMe SSDと2基のType 22110 M.2 NVMe SSDの構成で最大24TBまで増設可能だ。
その他のインタフェースとして、USB 3.2 Gen2(Type-A)×2、USB 3.2 Gen1(Type-A)×2 、USB2.0(Type-A)×2、USB4(Displayport Alternate Mode対応)×2、HDMI、3.5mmコンボジャック、RJ-45対応の2.5GbE有線LAN×2、10G SFP+×2が用意される。無線関連はWi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応する。
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