以上、ざっと使ってみたが、タブレットを操作するためのUIとしては、既に一定のレベルに達している。外部デバイスを必要とせず、タブレットのインカメラを使った無料機能であることを考えるとなおさらだ。タブレットの1機能として自然にふるまうにはまだまだ改善が必要だと感じるが、機能そのものが有望であることは間違いない。
ちなみに同社のホームページでは、発声しにくい場合に自分に代わって定形のセリフをしゃべってもらうイメージも公開されている。そうした用途に利用できるならば、将来的に体が不自由になってこの機能を用いたコミュニケーションに頼らざるを得なくなることも考慮し、いち早く慣れておくという考え方はありだろう。
ともあれ、本機能のリリースのタイミングからして、製品の開発段階から意図されていた機能であることは明らかだ。今後ノウハウが蓄積されれば、単なるメディアタブレットの域を超えて、真の意味でデジタルアシスタントとして使える未来が見えてくる。今後の進化に期待したいところだ。
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