Amazonのメディアタブレット「Fire Max 11」に、目の動きを読み取ってAlexaを操作できる新機能「Alexaを視線で操作」が追加された。これまでFire Max 11でAlexaを利用するには、音声もしくは画面タッチで操作を行っていたが、それに加えてもう一つ、視線を用いての操作が可能になるというわけだ。
具体的な利用シーンとしては、体調不良や怪我などにより、音声やタッチによる操作が困難な場合が想定される。視線ならば、全く体を動かさずとも操作が可能なので、体が不自由になった時に、これが唯一の操作方法となることもあり得る。ざっと機能を使ってみたので、その概要を紹介する。
本製品はソフトウェアアップデートで提供され、デフォルトでは無効になっている。利用にあたってはまず設定画面を開き、「Alexa」の中にある「タップでAlexa」を有効にする。
すると下段に「視線でAlexaを操作」という項目が表示されるので、こちらもオンにすればキャリブレーションの画面が起動する。指示通りに設定を行うことにより、視線での操作が可能になる。
やや戸惑うのは、「タップでAlexa」がオフのままだと、視線操作にまつわる項目自体が表示されず、アップデートで機能が追加されたことに気づかないままになりかねないことだ。デフォルトで有効にする必要はないにせよ、このあたりはもう少し工夫が必要なようにも感じる。
早速、試してみよう。
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