パナソニックのスマートテレビが「Fire TV」に――OSを「Fire OS」に切り替え 2024年から順次:CES 2024

» 2024年01月10日 15時45分 公開
[井上翔,ITmedia]

 パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション(以下「パナソニック」)は1月9日、Amazon.com Services(以下「Amazon」)と「Fire OS」に関するライセンス契約と協業に合意したことを発表した。2024年度に発売するグローバルフラグシップモデル(後述)から、同社は順次スマートTVのOSをFire OSに切り替えていくという。

Webサイト パナソニックのTV「VIERA(ビエラ)」のWebサイト

 パナソニックのスマートTVは従来、Mozillaが開発した「Firefox OS」をベースに開発されてきた。しかし、Mozilla自身によるFirefox OSのメンテナンスは既に終了しており、他のスマートTV向けOSと比べると“枯れている”印象も否めない。

Firefox OS パナソニックのスマートTVは、開発を終了済みのFirefox OSをベースとしている。最新の動画/音楽配信サービスを視聴するためのアプリはしっかりと用意されているものの、OS自体は“枯れている”

 Fire OSは、Amazonが「Android OS」をベースに開発した独自OSで、Amazon.comの映像投影デバイス「Amazon Fire TVシリーズ」やタブレット端末「Amazon Fireタブレットシリーズ」に採用されている。また、同OSは複数のTVメーカーにもライセンスされており、日本ではヤマダホールディングスが販売する船井電機製のスマートTVにFire OSが採用されている。

 Fire OSの採用を通して、パナソニックは自社が持つハードウェア/ソフトウェアの開発技術を活用しつつ、Amazonが持つUX(ユーザー体験)開発力やコンテンツ力を融合することで、より多くの魅力を持つスマートTVの実現していくという。

フナイのTV Fire OSは、ヤマダホールディングスが販売しているフナイ電機製「FireTVスマートテレビ」が日本における唯一の採用例だった。今後は、ここにパナソニックが加わることになる
トップ画面 上記のFireTVスマートテレビのホーム画面。単体のFire TVシリーズのホーム画面に単体のTVとして必要なUIが加わっている印象だ

 パナソニックでは、Fire OSを採用するスマートTVの第1弾としてグローバルフラグシップモデル「Z95A(55型/65型)」と「Z93A(77型)」を投入する。

 両モデルには最新の「Fire TV Stick 4K Max」で利用できるアンビエントディスプレイ機能が利用できる他、音声エージェント機能「Alexa」も統合されている。有機ELパネルは144Hz駆動にも対応しているので、ゲーミングにも最適だという。

 なお、このモデルの発売時期や想定価格は公表されていない。

TVのイメージ パナソニックはグローバル(世界市場)向けの有機EL搭載TVのフラグシップモデル「Z95A」「Z93A」からFire OSを採用する。この画像を見る限り、Android TV OS(Android TV/Google TV)とは異なり、基本的なUIはメーカーが異なっても同一であるようだ(出典:Amazon.com)

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