小型PCでおなじみのMINISFORUMが販売している「Minisforum UN1265」は、モバイル向けハイエンドCPU「Intel Core i7-12650H」または「Intel Core i7-12700H」を搭載している。本体サイズは約130(幅)×128(奥行き)×54.3(高さ)mmとなっており、一般的なNUCキットと比べると少し大きいが、デスクの上に置いても邪魔にならないコンパクトさは十分に感じられる。
とまあ、これだけではよくある小型PCの1つなのだが、UN1265は付属のACアダプター給電だけでなく、USB PD(Power Delivery)給電にも対応しているという大きな特徴がある。
USB PDに対応したGaN搭載の小型ACアダプターを活用すれば、大きくてかさばりがちなACアダプターを使わずにコンセント回りもシンプル、コンパクトに収められるだろう。
では、果たしてその強みを生かせるだけのパフォーマンスは持っているのか、今回はCore i7-12650H搭載モデルの実力を検証してみた。
本体の小ささに見合わず、搭載されているCPUは、モバイル向けハイパフォーマンスプロセッサであるCore i7-12650Hだ。Pコア(高性能コア)が6基、Eコア(高効率コア)が4基の計10コア16スレッド構成で、Pコアは最大4.7GHzで駆動する。メモリは16GB×2(DDR4-3200)だ。
搭載されているストレージは、PCIe 4.0 x4に対応するNVMe SSD「KINGSTON OM8PGP5412Q-A0」で、高速な読み書きを期待できる。
USB PD給電でハイパフォーマンスな小型PCを利用できることは、一般的なPC利用はもちろん、コンパクトな小型サーバとしても使える点でも魅力的だ。
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