ベンチマークテストの結果を見よう。特に記載のない限り、Mouse Control Centerで選択できる動作モードは「バランス」、Windows 11の電源設定は「最適なパフォーマンス」で統一している。参考として2018年発売の旧世代モバイルノートPCのスコアも掲載した。
結果はご覧の通りだ。全体的にCore i5-1235U搭載機としては地味なスコアではあるが、バランスモードでは旧世代のモバイルPCから順当に向上しており、ビジネスシーンや学習用途で快適にこなせるパフォーマンスを持っているといえるだろう。
ボディーの発熱も全体に低く、特に手がよく触れるパームレストは高負荷時でも体温以下に保たれており、気温が高い季節でもストレスなく運用できそうだ。一方、バランスモードでの高負荷時の動作音はやや高めだ。静音モードではパフォーマンスがかなり低下してしまうが、高負荷時も非常に静粛だった。
PCMark 10のスコア比較。バランスモードでは、日常操作(Essentials)、オフィス作業(Productivity)、コンテンツ制作(Digital Content Creation)、いずれも旧世代から大きくスコアアップしているマウスコンピューターの直販サイトでの販売価格は、税込みで14万9820円となっている。標準ではSSDが256GBのミニマム構成だが、BTOでSSDを512GBに増量しても税込みでも16万円未満で収まる。
1kgを切る軽量かつ頑丈なボディー、超小型ACアダプターといったモビリティの高さに加え、Thunderbolt 4/USB PD対応のType-Cや顔認証カメラ、ビデオ会議向けのサウンド機能など、現代的なトレンド装備も擁する内容を考えるとコストパフォーマンスは高いといえる。営業職のビジネスパーソンや学生など、どこにでも気軽に持ち運べるPCが欲しい人にとっては要注目の存在だろう。
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