マウスコンピューターの「MousePro G4-I7U01BK-A」は、同社の法人向けPCブランド「MousePro」シリーズに属する14型ノートPCだ。
14型の液晶ディスプレイを備えながら、厚さが約16.9mm、重量は約1.08kgと、薄型軽量のボディーを実現している。そして最長23.5時間の長時間駆動バッテリーと高い性能を両立させた、モバイル用途にも据え置きにも対応できるモデルだ。さらに、セキュリティ機能や接続性などへの配慮も欠かしていない、ビジネス用途としても堅実な1台でもある。同社直販価格は17万9850円(税込み、以下同様)だ。
本機はMousePro NB430Zの後継となるモデルで、CPUは第12世代Core i7-1255UかCore i5-1235U、OSにはWindows 11 Pro/Homeだけでなく、Windows 10 ProやWindows 10 IoT Enterprise LTSCを搭載したモデルなど、用途に応じて多彩な選択肢が用意されている。もちろん、各モデルとも購入時にBTOメニューから多彩なカスタマイズを行える。
評価機のMousePro G4-I7U01BK-Aは、CPUにCore i7-1255U、8GBのDDR4メモリ、512GBのNVMe SSD、OSはWindows 11 Proの標準構成モデルだった。
非光沢のフルHD(1920×1080ピクセル)表示をサポートした14型液晶ディスプレイは、左右のベゼル幅が約6mmとスリムなこともあり、ボディーサイズも約322(幅)×216.8(奥行き)×16.9(厚さ)mmと、ほぼ13.3型クラスのノートPCを維持している。
液晶パネルのスペック表記はないが、視野角も広めで、表面も光や照明などが映り込みにくいので長時間の利用でも目が疲れにくい。
液晶ディスプレイの上部に約100万画素のWebカメラと、Windows Hello対応の顔認証カメラを内蔵している。一度登録しておけば、画面に顔を向けるだけでパスワードを入力せずにスピーディーにログイン可能だ。セキュアな環境と使い勝手の良さを両立する、一度使ったら手放せなくなりそうな機能だ。
6段配列のアイソレーションのキーボードは、キーピッチが約19.1mmとゆったりとした配置で打ちやすい。キーストロークは約1.2mmとやや浅めだが、スイッチ機構はしっかりしており、頼りない印象は受けず、キー入力時にカチャカチャという耳障りな音を発しないのは好印象だ。「\」キーや「BackSpace」キーが細くなっているのを除けば、キートップは約14.5×14.5mmの正方を維持している。至って素直な配列ではあるが、スペースキーは約51mmと短く、左右のカーソルキーの上にPage Up/Page Downを配置しているのは好みが分かれるところだろう。
キーボードの手前にある高精度のタッチパッドも、約106(横)×66(縦)mmとサイズも十分だ。
薄型軽量のモバイルPCとしては端子類も豊富で、USB Power Delivery(PD)やDisplayPort Alternte Mode対応のThunderbolt 4端子を筆頭に、USBは合計3基を装備する他、HDMI出力やmicroSDメモリーカードスロット(UHS-I対応)も備える。2台の外付けディスプレイを用意すれば、最大3画面の同時表示も可能だ
なお、通信機能はWi-Fi 6対応の無線LANと、Bluetooth 5.2を標準で装備している。
続いて、頑丈なボディーや大容量バッテリーをチェックしよう。
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