米OpenAIは2月6日(現地時間)、ChatGPTとDALL-E3モデルを提供するAPIで生成された画像に、C2PAのメタデータが含まれるようになると発表した。
C2PAは、出版社や企業などがコンテンツの出展や関連情報を検証するためのメタデータを埋め込めるようにするオープンな技術標準だ。AIが生成した画像だけではなく、カメラメーカーや報道機関などでも採用されている。
C2PAが付与されることで、誰でもContent Credentials Verifyのようなサイトを使って、画像がDALL-E3モデルなどで生成されたものかどうかを確認できるようになる。しかし、C2PAのようなメタデータは偶発的あるいは意図的に削除される可能性がある。例えば、ほとんどのSNSはアップロードされた画像からメタデータを削除しているという。このため、出どころの問題を解決する特効薬ではないとしている。
米Microsoftは2月7日(現地時間)、Copilotの提供開始が1周年(当初は「新しいBing」だった)を迎えたことを記念し、Copilotのアップデートを発表した。Webサイトのデザインを刷新し、上部に提案されたプロンプトをカルーセル状に表示するようになった他、米国など一部の国では生成された画像をインライン編集できるようになった。
対象は米国、英国、オーストラリア、インド、ニュージーランドで、英語でのみ利用できる。オブジェクトを強調したり、背景をぼかしたり、ピクセルアートのような効果を画像に加えたりできる。Copilot Proに加入している場合には、正方形から横長への画像サイズの変更も行える。
また、間もなくCopilot内で新しいDesigner GPTも展開予定するという。これは、アイデアを視覚化できるCopilot内での没入型の専用キャンバスだという。
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