マウスコンピューターのミニタワー型ゲーミングPC「G-Tune DG」のラインアップに、GeForce RTX 4070 SUPERを搭載した新モデル「G-Tune DG-I7G7S」が加わった。
GPU以外の構成は、CPUがCore i7-14700F(20コア28スレッド/最大5.4GHz)で、メモリにDDR5 SDRAMを32GB(16GB×2)、ストレージにはPCIe 4.0 x4対応SSDを1TB採用する。1000BASE-T対応の有線LANとWiーFi 6E対応の無線LANを装備し、OSにWindows 11 Homeを導入した標準構成の価格が28万9800円(税込み、以下同様)と30万円を切る。
今回は、この標準構成と同等構成の評価機を入手したので、性能や使い勝手を検証していこう。
突起部分を含んだボディーサイズは、約194(幅)×411(奥行き)×400(高さ)mmとタワー型としてはコンパクトで扱いやすいサイズ感にまとまっている。
本機は小柄なボディーながら、放熱設計への配慮が行き届いている。750Wの電源ユニット(BTOで最大850Wまで選択可能)は上部に、CPU冷却用の240mm水冷ラジエーターを前面に備えたレイアウトを採用する。底面の大部分をハニカム状の吸気口としていたり、右側面のパネルにも吸気口を設けたりと、効果的なエアフローが得られるようになっている。
また、ストレージ用のシャドウベイは3.5インチが1基、2.5インチも4基あり、拡張性も十分だ。
ゲーミング体験の要であるGPUとして、NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPERを搭載する。NVIDIAが1月9日に発表した「GeForce RTX 40 SUPER」シリーズに属するアッパーミドルクラスのGPUで、グラフィックスメモリは12GB(GDDR6X)を搭載している。
アーキテクチャと製造プロセスルールは先代のNVIDIA GeForce RTX 4070と共通だが、CUDAコアやレイトレーシング用のRTコア、AI推論用のTensorコアといった演算器が大幅に増えており、GeForce RTX 4070 Tiに近い仕様にまで強化された。WQHD(2560×1440ピクセル)以上の高解像度で、高画質プレイができるパフォーマンスを備えている。
続いて、CPUやストレージ回りを見ていこう。
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