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Core Ultra搭載の「Let's note FV5」を徹底検証 プレミアムモバイルの実力は?(4/5 ページ)

» 2024年04月19日 12時00分 公開
[マルオマサトITmedia]
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ベンチマークテストでパワフルなパフォーマンスを実証

 ベンチマークテストの結果を見よう。PC設定ユーティリティーで設定できる「熱とファンの制御」については、特に言及がない限り「標準」(もっとも性能が良い設定)で行っている。

 比較対象としては、1年前にレビューした先代のLet's note FV4の他、Core Ultra 7 155Hを搭載した日本エイサーの「Swift Go」、そして、一部のテストではApple M3搭載の「13インチMacBook Air」とも比較してみた。

 CINEBENCH R23(最低実行時間10分)のスコアは11278ptsと、先代(9498pts)から大幅にアップしていることが分かる。3DMarkではグラフィックス性能の大幅な進化が見て取れる。

 一方、Core Ultra 7 155Hを搭載したSwift Goに対しては、どのテストでも少し見劣っている。とはいえ、Swift Goは約1.32kgと本製品より重いし、電力管理や放熱に対するポリシーの差が出たものであって、決してマイナスに捉える必要はない。

 ただ、この結果からすると本製品のフォームファクターに対してCore Ultra 7 165Hはオーバースペックであるとも考えられる。仮にCore Ultra 7 155HやCore Ultra 5 135Hを搭載した下位モデルが登場するとしたら、そちらを選んだ方がコストパフォーマンスは良さそうである(現在のところCore Ultra 7 165H搭載モデルしかないので机上の空論だが)。

photo テストに利用した評価機のスペック(クリックで拡大)
photo PC設定ユーティリティーの設定は特に記載がない限り「標準」で測定している
photo CINEBENCH R23(最低実行時間10分)のスコア。先代からさらにパワーアップしていることが分かる
photo CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のスコア。CPUスコアではM3搭載のMacBook Airにも勝っている
photo PCMark 10のスコア比較。先代モデルから順当にスコアアップしている
photo PCMark 10/Modern Office Battery Lifeの結果(画面輝度50%)。テストは途中で終了してしまったが、仮に同じペースで残量5%まで行くとすれば15時間以上駆動できる計算だ
photo 3DMarkのスコア比較。先代機からは大幅にスコアがアップしている
photo FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク(2160×1440ピクセル/ノートPC標準/フルスクリーン)のスコア

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