ベンチマークテストの結果を見よう。PC設定ユーティリティーで設定できる「熱とファンの制御」については、特に言及がない限り「標準」(もっとも性能が良い設定)で行っている。
比較対象としては、1年前にレビューした先代のLet's note FV4の他、Core Ultra 7 155Hを搭載した日本エイサーの「Swift Go」、そして、一部のテストではApple M3搭載の「13インチMacBook Air」とも比較してみた。
CINEBENCH R23(最低実行時間10分)のスコアは11278ptsと、先代(9498pts)から大幅にアップしていることが分かる。3DMarkではグラフィックス性能の大幅な進化が見て取れる。
一方、Core Ultra 7 155Hを搭載したSwift Goに対しては、どのテストでも少し見劣っている。とはいえ、Swift Goは約1.32kgと本製品より重いし、電力管理や放熱に対するポリシーの差が出たものであって、決してマイナスに捉える必要はない。
ただ、この結果からすると本製品のフォームファクターに対してCore Ultra 7 165Hはオーバースペックであるとも考えられる。仮にCore Ultra 7 155HやCore Ultra 5 135Hを搭載した下位モデルが登場するとしたら、そちらを選んだ方がコストパフォーマンスは良さそうである(現在のところCore Ultra 7 165H搭載モデルしかないので机上の空論だが)。
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