うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、4月14日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
米OpenAIは4月15日(日本時間)、日本法人「OpenAI Japan」を開設したと発表した。同社がアジアに拠点を設置するのは初となる。
日本法人の開設にあわせて、日本語に最適化したGPT-4のカスタムモデルも公開した。日本語文章の翻訳と要約のパフォーマンスおよびコスト効率が向上し、前モデルと比較すると最大3倍に処理速度が高速化した。
この技術を活用したAI英会話アプリ「Speak」は、ユーザーが間違えた問題に対するチューター(指導者)の回答が2.8倍も高速化する。トークン数が減って効率化されたことで、コストも47%削減されたという。
この日本語カスタムモデルは、数カ月以内にAPIでリリース予定としている。
米Microsoftは4月16日(現地時間)、Edgeブラウザを3月28日にリリースしたバージョン123.0.2420.65以降に更新すると、「Microsoft chat provider」という新しいパッケージ(MSIX)が誤ってインストールされる場合があると明らかにした。
これによって「Microsoft Copilot」アプリが、「設定」メニューの「インストールされているアプリ」に表示されることがある。
Microsoft chat provider自体は、コードやプロセスを実行することはなく、いかなる形でもデバイスや環境のデータを取得/分析/送信しないとしている。
加えて、将来的にWindows Copilotを有効化するのに備えて一部のWindowsデバイスにインストールされるものであり、全てのデバイスを対象にしたものではないとも説明している。
影響を受けるプラットフォームは、Windows 11 23H2/22H2/21H2、Windows 22H2、Windows Server 2022となる。
Microsoftは解決に取り組んでおり、Edgeブラウザの次のリリースで更新プログラムを提供する。最終的に、Microsoft Copilotが有効化またはインストールされていないデバイスからは、Microsoft chat providerが削除されるという。
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