うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、5月5日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
米Xは5月8日(現地時間)、生成AI「Grok」をXの有料ユーザー向けにテスト公開した。Grokは、イーロン・マスク氏が設立したAI開発企業のxAIがオープンソースで開発している大規模言語モデル(LLM)を利用した生成AIだ。
XのWeb版あるいはアプリ(Android、iOS)から利用できる。日本語にも対応しており「標準モード」と「ユーモアモード」の2つから選べる。
Grokはネット上の最新情報にアクセスできる。特にXのリアルタイム情報を利用することで、最新の話題にも対応できるのが特徴だ。Web版とiOSアプリでは、「Explore」タブでトレンドをGrokが要約する機能「Stories on X」も提供している。ただし、こちらも利用できるのは有料サブスクリプションに加入しているユーザーのみとなっている。
米Microsoftは5月8日(現地時間)、Copilot for Microsoft 365のアップデートを発表した。プロンプトのオートコンプリート機能の他、単純なプロンプトをより詳細な内容に変換するリライト機能などを今後数カ月以内に追加する。
生成AIに指示するプロンプトの執筆は、慣れないとなかなかうまく文章にできないもの。オートコンプリート機能では最初の数文字を入れると、それに続く文章を提案してくれるという。リライト機能では、簡単なプロンプトを入力してからボタンを押すことで、AIへの指示をより詳細な内容に書き換えてくれる。
この他、キャッチアップ機能は、Copilotが最近のアクティビティーを確認し、ミーティングのスケジュールなどを表示しつつ、関連した資料作りなどを促す。役職やチームごとに最適化されたプロンプトをCopilot Labで作成、管理できるようになる。
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