米Microsoftは5月8日(現地時間)、Windows版Wordの貼り付けオプションにおけるデフォルト設定を更新すると発表した。現在のデフォルト設定がニーズに合っていないというユーザーからの要望が多かったという。
Wordの貼り付けオプションには、以下の3種類がある。
現在のデフォルト設定は「元の書式を保持」だが、バージョン2405(ビルド 17624.20000)以降では「書式の結合」に変更される。
なお、貼り付けのオプションはカスタマイズも可能だ。貼り付けオプションのポップアップ下にある「規定の貼り付けの設定」をクリックして表示される「Wordのオプション」詳細設定にある「切り取り、コピー、貼り付け」で、デフォルトの操作を変更できる(Web用WordとmacOS版は非対応)。
米OpenAIは5月7日(現地時間)、AIがどのようにコンテンツを使用するかをクリエイターやコンテンツ所有者が管理できるツール「Media Manager」を2025年までに導入すると発表した。このツールを利用することで、クリエイターやコンテンツ所有者はOpenAIに対し、自分のコンテンツをAIの研究やトレーニングから除外することなどを指定できるようになる。
OpenAIを含め、生成AIの学習にはネット上にあるコンテンツが広く利用されている。しかし、学習したイラストと同じようなイラストが生成されることがあるなど、著作権的に問題視されているのも事実だ。
また、The NewYork TimesやChicago Tribuneなど米新聞8社は、記事を無断で使用されたとしてOpenAIと米Microsoftを提訴している。一方で、Financial TimesやLe Mondeなどのニュースパブリッシャーと提携し、ChatGPTでのトレーニング利用に記事を利用できる契約を行っている。
Media Managerもこうした動きの一環で、ユーザー自身が所有しているコンテンツについて、OpenAIに利用を認めるのか、除外するのかを選択できるようになる。
今のところ対象はOpenAIのみだが、開発には規制当局とも協力しており、このツールがAI業界全体の標準になることを期待しているという。
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