自宅の自作ハイスペック環境でAI学習が可能に? GIGABYTEが「AI TOP」シリーズ製品群を一挙に投入 Intelの「新型CPU」対応マザーボードもCOMPUTEX TAIPEI 2024(3/3 ページ)

» 2024年06月06日 14時30分 公開
[モリケンITmedia]
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ゲーミング向け新製品もチェック!

 発表会自体はAI TOPに“全振り”だったGIGABYTEだが、展示会場にはゲーミング関連を中心にグラフィックスカードやマザーボードなどの新製品も展示されていた。「AIばかりでは……」という人もいると思うので、幾つか注目すべき製品を紹介しようと思う。

やっぱり時代は“白”

 最近は「自作PC≒ゲーミングPC」という感じで、ゲームを楽しむために自作をするというケースが増えている。そんな中でトレンドとなっているのが白を基調とした製品だ。GIGABYTEもご多分に漏れず、ホワイトカラーの製品を積極的に投入している。

 その1つが、Intelの第12〜14世代Coreプロセッサ向けのマザーボード「Z790 AORUS XTREME X ICE」だ。GIGABYTEのゲーミングブランド「AORUS」のマザーボードの中でも、XTREMEはフラグシップ製品に当たる。フラグシップ製品で白、というのは他にはない特徴だ。

Z790 AORUS XTREME X ICE Z790 AORUS XTREME X ICEは、AORUSブランドのマザーボードのフラグシップモデル「Z790 AORUS XTREME X」のホワイトモデルだ。基本仕様はZ790 AORUS XTREME Xから変わりないが、カラーに合わせて一部の意匠が変わっている

 Z790 AORUS XTREME X ICEの隣には、GeForce RTX 4080 SUPERを搭載するグラフィックスカード「AORUS GeForce RTX 4080 SUPER XTREME ICE 16G」が展示されていた。

AORUS GeForce RTX 4080 SUPER XTREME ICE 16G AORUS GeForce RTX 4080 SUPER XTREME ICE 16Gは、4スロット厚で3連ファンを備える「AORUS GeForce RTX 4080 SUPER XTREME 16G」のホワイトモデルだ

 ちなみに、両製品は全世界で300個の数量限定販売となり、製品には金色のロットステッカーも貼り付けられる。日本での発売はあるのだろうか……?

金色ステッカー 金色のロットステッカーで察した人もいるかもしれないが、両製品は全世界で300個限定販売となる。日本での発売はあるのだろうか……?

Intelの「次世代CPU」向けマザーボードも

 次に紹介するのは、Intelの次世代CPU対応の「AORUS TACHYON ICE」だ。AORUS TACHYONシリーズは、AORUSシリーズのマザーボードの中では、オーバークロック(OC)に特化した製品と知られている。先に紹介した2製品で察した人もいると思うが、ICEはホワイトモデルを意味する。

 本製品が対応する「次世代CPU」が一体何なのかも気になるところだが、メモリスロットが一般的なマザーボードと比べて90度異なることもポイントだ。

AORUS TACHYON ICE Intelの次世代CPU向けの「AORUS TACHYON ICE」は、メモリスロットの向きに特徴がある

 この「次世代CPU」向けのマザーボードとしては、「AORUS ELITE X ICE」や「AERO G」なども展示されていた。もちろん、ICEの付かないブラックモデルも用意されている。

AORUS ELITE X ICE Intelの次世代CPU向けの「AORUS ELITE X ICE」は、GPUを外しやすくするなど使い勝手にこだわったAORUS ELITEシリーズのマザーボードだ。メモリスロットこそ黒いが、それ以外の内部ピン/スロットが白いことから人気が出そうである
AERO G Intelの次世代GPU向けの「AERO G」。こちらはメモリスロットも白いので、より“ホワイティー”にしたい人向けのモデルといえる

ブームの兆しが見える「裏配線」マザーボードも

 最後に、AMDのSocket AM5対応マザーボードの新製品「B650E AORUS STEALTH ICE」を紹介しよう。

 写真を見て「何かスッキリしているな」と思った人もいると思う。「STEALTH」の名前通り、このマザーボードはコネクター類を裏面に回すことで、表面には配線が出てこないように設計されている。このような「裏配線マザーボード」は、MSIASUSTeK Computer(ASUS)も同様に投入している。

 CPU、メモリ、PCI Expressスロット以外は何もない――この光景には、今でも驚いてしまうのだが、そのうち見慣れるだろうか?

B650E AORUS STEALTH ICE 「B650E AORUS STEALTH ICE」は、配線を裏に回したマザーボードだ。配線に必要な端子類が見えない
裏面 配線用の端子類は背面にある
横から 横から見ると、このようにマザーボードとは思えない形状だ
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