プロナビ

将来は「AIのBTO」も――サードウェーブが法人事業の戦略を発表 個人向けで培った技術力やサービスを投入(1/3 ページ)

» 2024年07月04日 12時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]

 既報の通り、サードウェーブは7月3日、法人向けPCの新製品を発表した。法人(企業/学校)においてAI(人工知能)の利用が広がる中、AIにまつわる作業をより快適にこなせるよう、NPUを統合したCPUや外部GPUを備えるモデルを強化したことが特徴だ。

 新製品の発表に合わせて、同社は同日に「法人向け新製品発表会 2024夏」を開催した。創業から40周年を迎え、改めて法人事業への注力することを宣言した他、パートナー企業であるエヌビディアとインテルからゲストを招き、協業の深さもアピールした。

個人向け市場の経験を生かしてサービスやソリューションも提供

 サードウェーブのこれまでの歩みを紹介する動画が流れた後に登場した、同社の井田晶也次期社長(現副社長)は、「業種や業態に特化したターゲットへの取り組みの強化」「パートナービジネスの強化」「コンシューマー(個人向け)市場で培った技術力と、サービスを駆使した革新的なソリューションの提供」「環境に配慮した製品開発」「持続可能なビジネスモデルの推進」を今後の法人向けビジネスの基本戦略とすると説明し、いくつかの分野については、取り組みの概要を解説した。

サードウェーブの井田晶也副社長 サードウェーブの井田晶也次期社長(現副社長)
コマーシャルマーケットでの展望と豊富 法人(コマーシャル)マーケットにおける展望と抱負をまとめたスライド

 1点目に挙げられた「業種や業態に特化したターゲットへの取り組みの強化」という点では、以下の法人ユーザーを積極的に獲得していく方針が示された。

  • CADをベースとした設計
  • ゲームに関係したグラフィックス制作/サウンドデザイン/プログラム開発
  • 映像コンテンツの制作
強化していくターゲット 法人の中でも、特にユーザー獲得に注力する3分野。ここに“刺さる”ような製品を、サービスやソリューションと共に訴求していく考えのようだ

 「コンシューマー市場で培った技術力と、サービスを駆使した革新的なソリューションの提供」については、まず“製品”たる今回の新PCを見てほしいとする。その上で「(今後は)製品に最適化されたサービスを展開しつつ、製品そのものはユニークなものを開発していきたい」と締めくくった。

製品ラインアップ 個人向け製品で培ってきた技術力でユニークな法人向け製品を開発し、やはり個人向け製品で鍛え上げられてきたカスタマイズ/納品体制をもって提供していくという
新製品 今回発表された法人向け新製品。左から「raytrek Workstation N8630」「raytrek Workstation X2630」「raytrek R6-MT」「raytrek A4-M」「THIRDWAVE HG5024」と、ラインアップも幅広い
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  3. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  4. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  5. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  6. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. ASRock、“CPU起動トラブルを解決”するSocket AM5マザー用のβ版BIOSを公開 (2026年02月10日)
  9. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
  10. 梅田の街がeスポーツに染まった3日間――「Osaka GeN Scramble」で見えた、地域とデバイスが融合する最新イベントの形 (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年