それではInsta360 GO 3Sの画質をチェックしていきましょう。
まずは新たに対応した4Kでの撮影をしてみました。磁気ペンダントを使い、胸元に固定して撮影しました。なお傾き補正機能をオンにしており、水平を出しています。
フレームレートを30fpsにしているためライト類のチラツキが目立ちますが、映像そのものはシャープで見栄えがいいものです。
日が落ちてからアクションポッドと三脚をつけ、同じく4K/30fpsで撮影しました。露出はオートの設定のままです。ISO値を確認できなかったのですが、映像にザラつきはあれど、暗い場所もしっかりと記録しています。
Insta360 GO 3で好評だったFreeFrame動画モードも4Kに対応しました。スマートフォンのInsta360アプリまたは、PC用のInsta360 Studioで後処理をする必要がありますが、Insta360 GO 3Sをいくら動かしても水平を保ってくれる水平ロック機能が使えます。
注意点としてはアスペクト比が4:3一択となること。そして水平ロック機能を選択すると大幅なクロップを行うために画角が狭くなることでしょうか。
移動しながらのタイムラプス動画が作れるタイムシフトも以前から好評な機能の1つです。こちらも4Kに対応しました。
スローモーション動画は2.7K/100fpsまたは1080p/200fpsが選択できます。この動画はより空気に粘度を感じる1080p/200fpsのもの。またInsta360 Studioで水平ロックも行っています。
画質は甘くなりますが、胸に固定した指先サイズのカメラで本格的なスローモーション動画が撮れるのは、面白さしか感じません。
暗い場所で歩きながら撮影するときは、ジッターブラー低減機能を使いましょう。縦方向のブレが低減し、見やすい動画になります。
2023年に前モデルのInsta360 GO 3を使ってみたとき、これはアクションカムの1つの完成形であると感じました。指先サイズの小型カメラは“ライフスライスカメラ”として使えるので、自分も気づいていなかった日常の何気ないシーンを撮るのに最適だと感じたからです。
しかしInsta360 GO 3Sを使ってみて、やはり高解像性能は必要だったんだ、と感じる自分に気が付きました。調子がいい、と言われかねないのですが、クロップ耐性がある、つまり水平ロック機能を使っても画質劣化が感じにくいInsta360 GO 3Sこそ、日々を記録するのに最適です。
本体だけで10m防水も実現、交換可能なレンズガードも装備している。アクションカムとしての素性も良いInsta360 GO 3S──この夏の思い出をこのカメラで残していきませんか。
8K/30fpsで撮影できる「Insta360 X4」は想像以上のデキ 気になる発熱と録画可能時間を検証してみたら
ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した
「Insta360 Ace Pro」は1/1.3インチセンサーにライカの技術を組み合わせたお手軽アクションカム Vlogを意識したフリップ式ディスプレイも魅力
新しい「Insta360 GO 3」は激変 充電ケースでアクションカム風に変貌する親指サイズのライフログカメラを試す
自宅の「スマートロック」にありがちな誤解 家から締め出されないために心掛けている実践的な5つのことCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.