ついに4K撮影&Appleの"探す"に対応 最高に手軽な超小型アクションカム「Insta360 GO 3S」実機レビュー武者良太の我武者羅ガジェット道(2/3 ページ)

» 2024年07月16日 12時00分 公開
[武者良太ITmedia]
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ハンズフリー撮影ができるアクセサリーが付属

photo Insta360 GO 3S本体はInsta360 GO 3よりもわずかに大型化した

 採用しているセンサーに関して詳細な情報は公開されていませんが、レンズはInsta360 GO 3が搭載していたフルサイズ換算11mm/F2.2から、16mm/F2.8へと変更されました。超ワイドだった旧モデルと比較して、被写体や景色に1歩近づくフレーミングが特徴といえます。

 動画解像度は2.7K/30fps(Insta360 GO 3)から、4K/30fps(Insta360 GO 3S)にアップ。タイムラプスやタイムシフト、スローモーション撮影時も高解像化または高フレームレート化を実現しています。動画ビットレートも80Mbps→120Mbpsに向上し、写真の解像度も4000x3000ピクセル(4:3)となりました。

 本体サイズと質量は奥行きがわずかに拡大しています。

  • Insta360 GO 3:25.6(幅)×54.4(奥行き)×23.2(高さ)mm、重さ35.5g
  • Insta360 GO 3S:25.6(幅)×54.4(奥行き)×24.8(高さ)mm、重さ39.1g

 なおアクションポッドのサイズはInsta360 GO 3と同一です。というかファームウェアを書き換えれば、Insta360 GO 3のアクションポッドをInsta360 GO 3Sで使うことができます。同じものということですね。

 残念ながら撮影可能時間は本体のみで45分→38分、アクションポッド込みで170分→140分へと前モデルからダウン。なおバッテリー容量は同一です。

photo 付属の磁気ペンダントに固定することで、ウェアラブルカメラとなる。なお磁気ペンダント部は服の内側に入れて、布地を挟んで固定したほうがブレが少なくなる

 Insta360 GO 3本体のみで撮影する際は、付属の磁気ペンダントや簡易クリップにInsta360 GO 3本体をつけた上で、または鉄扉などにくっつけてから録画ボタンを押しましょう。指で持っても良いのですが、滑って落としてしまう危険性があるので要注意です。

 磁気ペンダントや簡易クリップを使うことで、手軽にハンズフリー撮影ができるのは評価点高め。Insta360 GO 3本体とアクセサリーの組み合わせは一般的なアクションカムより軽量なので、身体に装着しても動きやすいというメリットがあります。

photo ピボットスタンドはアクションポッド底面に装着する。マグネットが入っているため、前後逆には装着できない
photo ピボットスタンドの底面には三脚穴がある。自由雲台のように角度が変えられるのも特徴

 三脚に固定して定点カメラとして使ったり、一脚/自撮り棒につけてアングルを変えながら撮影したりするときは、付属のピボットスタンドを使いましょう。

 アクションポッドとピボットスタンドは2つのツメで固定します。前後の向きが正しければ装着時は近づけるだけで固定できますが、外すときはピボットスタンド左右のボタンを押してツメを広げてから離しましょう。

紛失しても大丈夫。iPhoneなどから探せます

 Insta360 GO 3Sの新機能の1つであり、「待ってました!」と拍手を送りたいのが、Insta360 GO 3S本体の現在地を探せる機能です。iPhoneの「探す」アプリにセットすれば、もしInsta360 GO 3S本体を草むらなどに落としたとしても、音を鳴らして探し当てられます。

photo iPhoneの「探す」に持ち物として登録が可能になったInsta360 GO 3

 小さくて自由度が高い反面、紛失しやすいというデメリットもあったInsta360 GOシリーズですが、iPhone、iPad、Macユーザーしか使えない機能とはいえ、現在地を確認できるようになったことは、大きな進化といえますね。

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