イベント会場の外では「輪投げ」や「けん玉」「ヨーヨー釣り」など、縁日風の催しも実施されている。
たまたま通りかかった人も気軽にチャレンジし、景品を引き換えるためだけに会場へ入ったものの、展示物を熱心に眺めていたのが印象的であった。
また、現在開発中というXRグラスの体験会も行われていた。開発機は、フレーム上部から投影する光をグラス部分の上半分に貼り付けた銀色のライン状のフィルムに反射させて映像を目に届けるという仕組みになっていた。銀色のラインとラインの間が空いているにもかかわらず、明るくくっきりとした映像を見ることができる。
また、下半分は視界を遮るものがないので、キーボードを見る、デスク上の飲み物を見るということを容易に行えそうだ。
なお、このXRグラスを製品として販売するかどうかは、ニーズを見て決めたいという。スタッフは「現実世界に情報を重ねて見る、そんな世界がもうすぐやってくると思うし、そうなってほしい」と期待していた。
35周年を迎えたdynabookは、「世界初」というステータスに甘えることなく、将来をも見据えているということが分かる内容であったし、生成AIの使い方をワークショップで体験させることにより、AIを身近に感じてもらいたいという主催者側の目的も果たすイベントであると感じた。
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