日本国内でSHENZHEN GPD TECHNOLOGYやOne-NetBook、AYANEOなどの正規代理店となっている天空が、自社ブランド「TENKU」シリーズから15.6型のエントリーノートPC「TENKU Comfortbook 15」を発売した。価格は4万9800円(税込み)だ。
4月には10.51型の2in1ノートPC「TENKU MOBILE S10」を発売していたが、今回はオーソドックスなスタイルのノートPCだ。CPUが「Celeron N5100」と数年前に主流だったモデルだが、メモリは8GBを搭載しており、簡単な文章作成やWebブラウジングといった軽作業に用途を絞れば役に立つ可能性はある。
ただ、約5万円という価格を考えると、より新しい「Intel N100」搭載のノートPCやChromebookなど、他の選択肢もある。果たしてCeleron N5100のノートPCは現代でどの程度使い物になるのか、早速確認していこう。
TENKU Comfortbook 15の主な仕様は、以下の通りとなっている。
Intel N100にメモリ16GBを組み合わせた中国メーカー製ノートPCが5万円以下で購入できることを考えると、この仕様で5万円はやや割高な印象も受けるが、国内メーカーで国内保証を受けられるという点を考慮すれば許容範囲だろうか。
イマドキのノートPCと考えるとベゼルが太いことが気になるが、それ以外はごく普通のノートPCといった感じだ。ディスプレイ上部には約92万画素のWebカメラも搭載している。なお、Windows Helloには非対応だ。
キーボードはテンキー付きのフルサイズだ。主要キーのキーピッチは約20mmが確保されている。キートップは少々安っぽい感触だが、キータッチは悪くない。
大型のタッチパッドは中心から左側にオフセットしており、ホームポジションに手を置いたとき操作しやすい。安価なノートPCでは、取りあえずセンターに配置されているものも多いが、このあたりが配慮されているのはポイントが高い。
底面にはSATAの増設ポートがあり、カバーを外すと2.5インチHDD/SSDを簡単に増設できる。なお、底面に給排気口がないことから分かるように、Windows PCとしては珍しくファンレス仕様だ。
ポート類は、向かって右側面にUSB 2.0 Type-CとmicroSDメモリ−カードスロット、3.5mmイヤフォンジャック、USB 3.2 Gen 1 Standard-A。左側面にHDMI、USB 3.2 Gen 1 Standard-A、電源ポート、ケンジントンロック(セキュリティワイヤスロット)。
残念ながらUSB PDには対応しておらず、充電には専用のACアダプターを利用する。5000mAh(37Wh)のバッテリーを搭載しており、約2時間40分で満充電となる。
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